Shroud「プロを続けたい気持ちはある」、プロ復帰の裏話、競技シーンでの活動継続についてインタビューで語る

昨月9日、SentinelsのVALORANT部門への加入を電撃発表したShroud。LCQのデビュー試合では同時視聴者数60万人を超える異例の盛り上がりを見せ、昨日のShopify Rebellion戦では見事初勝利を収めました。

現時点で大会終了後にプロ活動を継続するか、配信者に復帰するか不明なShroudですが、BLIXで公開されたインタビューでプロ復帰の裏話や競技シーンでの活動継続について答えています。以下、インタビューから一部抜粋した文章を掲載しています。

約5年ぶりの勝利、おめでとうございます。気分はいかがでしょうか？

気分は好調です。2014年に戻ったかのような気持ちです。そして、2018年に競技シーンから引退した時と同じような気持ちもあります。

競技シーンに復帰するきっかけを教えてください。トップレベルで戦いたいという気持ちはあったのでしょうか？

変な話かもしれないですが、タイミングが非常に良かったのです。Sentinelsが5人目が必要とのことだったので、面白半分で立候補してみたのです。そしたら彼らは「OK」と言いました。

理由はそれだけです。復帰したかったから、という感じではありません。ただ楽しそうだな、と思っただけです。私は楽しいことが大好きです。

夕食の時に話をしたと仰っていましたね。その時の会話はどうでしたか？

そうですね、夕食の時に話し合いを行いました。Sentinelsが5人目の選手を探しているとエージェンシーから話を伺い、「もし興味があるならどうですか？」と言われました。それで「いいね、やろう」と言いました。

VALORANTではプロ経験がないので、返事は期待していませんでしたが、彼らは「OK」と言いました。

実際に大会に出て結果を残したわけですが、競技シーンで活動を続けたいという気持ちはありますか？

はい、競技シーンでプロを続けたい気持ちはあります。しかし、来年度開催されるフランチャイズリーグ次第です。私はロサンゼルスに住んでいるので、サンタモニカやロサンゼルス開催であれば非常に嬉しいです。

私がCS:GOでプロをしていて、いつも羨ましく思っていたことがフランチャイズリーグです。League of Lengedsのように毎週対戦できる環境が欲しいと思っていました。もしそれがVALORANTで実現し、Sentinelsがフランチャイズリーグに加盟できた場合、彼らとプレイする可能性はあると思います。

フランチャイズが他都市の開催であっても、興味はありますか？それとも、ロサンゼルス近郊が条件なのでしょうか？

正直なところ悩んでいます。今、自分が直感に従うとしたら「NO」と答えるでしょう。やはり、噂されるロサンゼルスが条件です。今住むところから引っ越したいとは思いません。私はロサンゼルスに住んでおり、この町が大好きです。だからこそ、開催地が条件になります。

100 Thievesから「共同設立者になりませんか？」と打診されたとき、あなたはそのチームには関わりたくないと仰っていました。Sentinelsとは何が違ったのでしょうか？

100 Thievesに加入した場合、多大な労力が必要であり、自分の時間をかなり投資する必要がありました。しかしそれは、当時の私が求めていたことではありません。

当時の私は冷静で、仕事やスケジュールを自分で管理していました。そのため、他のことに時間を割く余裕がなかったんだと思います。

試合の話に戻りましょう。デビュー試合は緊張しましたか？

そうですね。私だけではなく、チーム全体がそういう雰囲気だったと思います。新しい選手が2人もいれば、それは新しいチームのようなものです。

Shopify Rebellionの試合では、1マップ目で21キルを獲得しチーム内スコア1位を記録しました。「センスが無い」と思っている人たちを見返すような気持ちだったのでしょうか？

そうですね、「自分はまだやれるぞ」という感じでした。しかし1試合だけでなく、毎試合そのようなプレイができればいいなとは思います。

敗者側トーナメントを勝ち抜く自信はありますか？

ビックリするほど自信があります。次の試合まで5日ありますが、5日間というのは、準備期間としてかなり長いと思います。今回の試合で不思議に思ったことは、Shopify Rebellionが前日も試合をしていたということです。つまり、私たちは1日かけて対策を練ることができたという訳です。それは少し違うんじゃないかなとは思いました。

勝利を貶めるつもりはありませんが、その1日が有利に働いたという訳でしょうか？

もちろんそうです。私たちは彼らが何をしたいのか、研究済みでした。作戦の傾向も分かっていましたし、その流れも分かっていました。何度か騙されましたが、フラクチャーでは逆に有利に働きました。