オランダを拠点に活動するeスポーツチーム「Liquid」は11月10日、VALORANT部門からScreaMが脱退したことを発表しました。

現在28歳のScreaMは、2010年にCS:Sの競技シーンに参入。2012年にCS:GO移行後は、VeryGames、Titan、Kinguin、G2 Eposrts、Envyなどヨーロッパを代表する様々なチームで活躍。ヘッドショットマシーンの異名を持ち、キャリアを通してヘッドショット率68.1%と驚異的なスコアを記録しています。

2019年に競技シーンから休養をを発表し以降は配信活動に注力していましたが、2020年、VALORANTの競技シーン転向を電撃発表。同年8月にLiquidのVALORANT部門に加入し、2年以上に渡りチームを牽引。VALORANT Champions 2021、2022へ2年連続出場を始め、VCT 2021 Stage 2 Masters、VALORANT Champions 2021では4位入賞に大きく貢献しました。

ジェットやレイナ、レイズ、セージ、フェニックスなどデュエリストのエージェントを得意とし、現在28歳と競技シーンでは比較的高齢の中、キャリアを通してジェットのK/Dは1.34、レイナは1.46と若手選手に引けを取らないパフォーマンスを披露しました。

今回Liquidから脱退について、自身のTwitterでは「忘れられない人生の中の一部です。本当にありがとうございました。Liquidのスタッフ、チームメイトを始め、この2年間の全ての出会いに感謝します。」とコメントを残しています。

来年度開幕するVALORANT Champions Tour 2023のインターナショナルに出場予定のLiquidですが、今年9月にはGambit Esportsで活躍したnAts、Redgarの獲得に向け交渉中と報じられています。また今回脱退したScreaMは、同じくインターナショナルリーグに参戦するKarmine Corpへの移籍が昨月にジャーナリストから明らかになっており、実の兄弟であるNiveraと共に移籍する見込みと報じられています。

今回、ScreaMが脱退したLiquidのロスターは以下になります。インターナショナルリーグは6人の選手が必要であるため、最低2人の選手の獲得が必須となります。

  •  Dom "soulcas" Sulcas
  •  Elias "Jamppi" Olkkonen
  •  Nabil "Nivera" Benrlitom
  •  Dmitriy "dimasick" Matvienko
  •  Emil "eMIL" Sandgren(コーチ)
  •  Jake "Bacon9" Lloyd(アナリスト)
(追記)1時間後、Niveraの脱退が発表されました。

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