オランダを拠点に活動するeスポーツチーム「Team Liquid」は11月10日、VALORANT部門からNiveraが脱退したことを発表しました。実兄のScreaMの脱退から僅か1時間後の発表となります。

現在21歳のNiveraは、2019年にCS:GOの競技シーンに参入。Heretics、Vitalityなどフランスを代表するチームで活躍し、Vitalityでは賞金総額42.5万ドルの大会BLAST Premier Fall 2020で見事優勝を果たしました(Hereticsはスペインのチームですが、CS:GOではフランスのロスターを保持していました)。

しかし2021年、実の兄であるScreaMの背中を負い、VALORANTへの転向を電撃発表。ScreaMが所属するLiquidに加入し、初出場となったVCT 2021 EMEA LCQでは見事優勝を達成。移行して僅か3ヵ月ながら年間王者を決定するVALORANT Champions 2021へ出場を果たしました。

翌年にはアイスランドで行われたVCT 2021 Stage 1 Mastersへ出場。Stage 2ではヨーロッパ大会で敗れ国際大会出場を逃しますが、VCT 2022 EMEA LCQでNatus Vincere、BBL Esports、G2 Esports、M3 Championsを破り優勝を達成し、VALORANT Champions 2022へ出場を果たしました。

Liqudではヴァイパーやチェンバー、キルジョイ、サイファー、KAY/O、ソーヴァ、ブリーチなど熟練度が高いエージェントを使いこなし、幅広いエージェントプールを披露。VALORANTに移行して約1年ながら、CS:GOで鍛えたAIMやゲーム理解力の高さを披露し、チームの躍進に貢献しました。

約1時間前にはLiquidからScreaMの脱退が発表されていますが、ScreaM、Niveraの2人は昨月にインターナショナルリーグ参戦予定のKarmine Corpへの移籍が昨月に報じられており、近日中に発表予定と見られています。またLiquidに空いた2つの空席には、Gambit Esportsで活躍したnAts、Redgarが加入と今年9月に報じられています。

今回、ScreaM、Niveraが脱退したLiquidのロスターは以下になります。インターナショナルリーグは6人の選手が必要であるため、最低3人の選手の獲得が必須となります。

  •  Dom "soulcas" Sulcas
  •  Elias "Jamppi" Olkkonen
  •  Dmitriy "dimasick" Matvienko
  •  Emil "eMIL" Sandgren(コーチ)
  •  Jake "Bacon9" Lloyd(アナリスト)

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