XQQ「いかに自分たちの強みを押し付けつつ、試合中に適応していくかが大事」、XQQ、Laz、Depが記者会見で意気込みを語る

ブラジル・サンパウロでは現在、世界の強豪32チームが出場するVCT 2023 LOCK//INが開催中。オメガブラケットに日本から出場するZETA DIVISIONのXQQ、Laz、Depが今大会に向けた意気込みをメディア向け記者経験で語りました。

ZETA DIVISIONはオメガブラケットに出場する唯一の日本チームですが、プレッシャーなどは感じていますか？

XQQ：今大会最後の日本チームということで大事な一戦にはなりますが、「最後」ということでそこまでプレッシャーは感じていません。どちらかというと、私たちはMasters Tokyoへの結果が大事だと思っているので、今回のLOCK//INでできるだけ吸収して、良い結果を持って帰りたいと思っています。

チェンバーの弱体化が久しいですが、現環境のメタの印象について教えてください。またメタの変遷がどうチーム作りに影響を与えたか教えてください。

XQQ：メタが変わったというよりは、2個前のメタに戻った印象です。今まではチェンバーメタでほとんどのチームがチェンバーを採用していた感じですが、今ではそれがジェットやキルジョイに置き換えられただけかなと思っています。

僕ら全員が以前のメタを通ってきてはいるので、昔のプレイを思い出しつつ、今の新しいVALORANTのメタに適応しつつ、問題なくやれていると思います。

日本に親交があるDRXはアイスボックスで新エージェントのハーバーをピックしていましたが、XQQコーチから見てハーバーのポテンシャルはどのように感じていますでしょうか？

XQQ：ハーバーの可能性に関しましてはアイスボックスが少し特殊なマップと感じていて、僕たちもセージやヴァイパーの代わりにハーバーを1人2役で使うと考えていたのですが、やはりDRXはメタの先行を行くと言いますか、綺麗な形で収めていたので本当に尊敬できます。

「吸収したい」と仰っていましたが、現地ブラジルで他チームと練習やスクリムは行えているでしょうか？また初戦のLeviatánへの対策や作戦など教えて頂ければ幸いです。

XQQ：現地での練習については、ブラジルでのあまり良くない噂を聞いて十分にはできていない状況ですが、それでも組めるチームとは組んで、練習自体はそれなりにできていると感じています。本音を言えばもっとやりたいですね。

Leviatán戦に関しては、どのチームも初戦はほぼ情報が無い状態の試合になるので、いかに自分たちの強みを押し付けつつ、試合中に適応していくかが大事になると思います。

初戦で戦うLeviatánはVALORANT Champions 2022でZETA DIVISIONより結果を残したチームです。ZETA DIVISIONが初戦の勝利を掴むために一番重要なことは何か、教えてください。

Laz：Leviatánは非常に強力なチームってことを昔からよく知っており、対戦するのをめちゃくちゃ楽しみにしています。（記者会見でLeviatánの選手が）真横にいる状態で話すことは変な感じがしますが、やっぱり自分たちは準備してきたものをしっかりぶつける必要があるし、試合中に修正できるクリエイティブさが非常に大事だと思っています。

同じブラケット内で最も脅威に思えるチームを教えてください。

Dep：ブラケットわかんないな・・・。でもやっぱりLeviatánが一番危険かなと思います。

日本と異なりサンパウロは暑く湿度も高いと思いますが、体調の変化やゲームプレイへの影響は出そうでしょうか？また会場の雰囲気はいかがでしょうか。

Laz：めちゃめちゃ暑いですけど、そこまで外に出る機会も無くて、ホテル間の移動も冷房の効いたバスや車を用意してくださっているので大丈夫そうです。ただ体調を悪くした選手もいますが、試合までには治ると思います。

会場はまだ入っていないので分かりませんが、湿度や気温も凄いらしいので、少し警戒しています。

前回の世界大会から少し時間が空きましたが、チームとしてどのような準備をして時間を過ごしてきたでしょうか。また現在のチームの仕上がりについてどのように評価していますか？

Laz：まずメタが凄く変わってそれに上手く順応するのと、練習を重ねていく中でどの戦い方が一番強いのか、メタに合っているのかを探しながらやっています。この大会、タイミングでベストな状態を出せるよう練習してきました。

チームの状態も全然悪くなく、結構良いなと思っているので、試合が楽しみです。

先ほどXQQコーチからは「Masters Tokyoに向けて視野を向けている」とお話を伺いましたが、選手側の目線ではどのようなことを目標にしていますか？またチームとしてどう成長したいと考えていますか？

Laz：まずLOCK//INの後にインターナショナルリーグが開催され、Masters Tokyoが控えています。LOCK//INは形式的にもお祭り的な部分がありますが、僕たちがやることは変わらず「全力を出して行ける所まで行く」です。また、大会を通して獲得できる経験も後々力になるので、全力で行きたいと思います。

日本の視聴者に向け注目したいところをお願いします。

様々な地域のメタがぶつかり合うので、ごちゃごちゃで面白い試合が見られると思うので「どういう戦い方をしているんだろう」っていうのを見てもらえると面白いと思います。