ヨーロッパで開催中のVCT EMEA 2026 Stage 2のプレイオフにて、Enterprise Esports、Fire Flux Esportsに敗れて敗退となったTeam Vitalityですが、Derkeが今大会の感想をSheep Esportsのインタビューで語りました(インタビューはFire Flux Esports戦後のものです)。
本日のFire Flux Esports戦とEnterprise Esports戦という、直近の敗れた2試合で、何が上手くいかなかったと考えていますか?
どちらもかなり似たような状況でした。Enterprise戦では、私たちが完全にトロールしてしまっていたような気がします。何が起きていたのか自分でも分かりませんが、とにかくすごくやりづらさを感じていました。しかし、今日の試合は、しっかり準備をしてきたこともあって少し感触は良かったです。
トルコのチームのようなアグレッシブなスタイルのチームとはあまり対戦経験がなく、彼らが何をしてくるか分からないため、変な展開になったり、やりづらくなったりする可能性があることは分かっていました。個人的には、Enterprise戦の時よりは快適にプレイできていると感じていました。
第1マップと第2マップは良かったですが、第3マップでは私のパフォーマンスが酷いものになってしまいました。自分のデスの半分くらいは自分のプレイが悪かったのかもしれないと考えていますが、残りの半分に関しては完全に相手が上回っていて、たとえ私がこの世界でどんな行動を取ったとしても結果は変わらなかっただろうな、というところまで押されてしまっている感覚でしたので、そういう状況に陥ってしまう自分に少し腹立たしく感じていました。
たとえば、スプリットのBサイトでのラウンドのように、私が壁を展開して探りに行こうとしたら、オーディンで連射されてしまいます。そういうラウンドではトレードを取りに行って上手くいくこともたまにはありますが、ゲームをプレイさせてもらえなかったという風に感じています。あんな風にオーディンを使ってくる人は今まで見たことがありませんでした。彼らにとっては素晴らしい作戦だったと思いますし、それを見事にやってのけた彼らを称賛するしかありません。
グループステージを2位通過したことで、プレイオフへ直行となり、3週間の休みがありました。準備の段階で何か問題があり、それが今回の直近の試合での不調に繋がってしまったと感じる部分はありますか?
いや、そういうわけではありません。マッププールのいくつかの部分を修正しようとしていましたし、以前と比べて変更されたマップもあったため、それに向けた準備をする必要がありました。しかし残念なことに、いざプレイオフに臨んだものの、自分たちが準備してきたものをお見せすることができませんでした。正直に言うと、本当に最悪な気分です。
プレイオフのために3週間も費やしてきて、「さあ準備してきたものを見せてやるぞ」とワクワクしていたのに、なぜかそれを発揮できないわけですから。そして試合が始まると、相手のチームはプレイインで何度も試合をしてきているため、すでにしっかりと体が温まっている状態になっているように感じました。
こうしたTier2のチームは、これまで観客の前でプレイする機会に恵まれてこなかった分、とにかくハングリーなのだと思います。彼らにとってはステージに上がることや、このような場でプレイするチャンスを得られること自体が大きな出来事です。
一方で私たちはというと、主にチャンピオンシップポイントを追い求めていて、週に1〜2回プレイして、プレイインはスキップして3週間ほどの休憩に入るといった感じでした。だからこそ、少しもどかしい部分もあります。もしかしたら、単に経験を積むため、あるいは実戦感覚を温めておくためという目的だけでも、プレイインを戦っていた方が良かったのかもしれませんが、何とも言えません。
EMEAでは他の地域と比べてTier2のチームが非常に良い結果を残しています。これは何が要因だとお考えですか?EMEAのTier2チームが他地域より優れているということなのでしょうか?
はい、EMEAのTier2はアメリカやアジアなど他のどの地域よりも100%優れていると思います。その最大の理由は、Tier2でプレイしている経験豊富な選手が非常にたくさんいるからです。例えば、私たちが対戦したFire Flux Esportsのbatujnax選手は、昨年VCTでプレイしていました。EnterpriseにはPaTiTek選手やMagnum選手がいますし、FrankfurtにはMONSTEERR選手やTier1まであと一歩のところにいたFizzy選手などもいます。そういった選手が本当にたくさんいるんです。
これらは、以前からインタビューで何度も言ってきたことと繋がる気がしています。フランチャイズが導入された当初、EMEAが抱えていた問題はあまりにも多くの地域に分割されていたことです。フランスやスペインにリーグがあり、他にも北欧、DACH、トルコなどがありました。とにかく選手がたくさんいる中で、「よし、ロスターをロックしないといけない。同じ地域の選手を3人揃えなければならない」という制約があったせいで、多くのチームが強力なチームを作ることができなかったと思います。
そして、そういった各地域の中で、選手たちは大きく成長し続けてきました。才能を伸ばすための地域が6つも7つもあったわけですから。それが今になって、そういった縛りのようなものが外れ、各チームが望むように自由にロスターを構築できるようになったことで、非常に強力なチームを作れるようになったのだと思います。
そのため、個人的にはTier1とTier2にはそこまで大きな差はないと感じていました。昨年や一昨年でさえ、いくつかのTier2チームと対戦した時、Tier1のチームよりも強いんじゃないかと思えるようなチームが実際に存在していたからです。昨年のBBL Esports(当時のBBL PCIFIC)がまさにそうでしたし、そういった例は他にもたくさんあります。
今回敗退したことでChampionsに出場できない可能性が出てきました。今の心境をお聞かせください(現在はチャンピオンシップポイントで出場権獲得済み)。
最悪な気分です。Team Vitalityとして2回目のChampionsへの出場を逃したくありませんでしたし、特に今回は上海開催です。どうしても中国に行ってみたかったのです。ゲーム内でもゲーム外でも、本当に多くのことが上手くいきませんでした。正直に言うと、何かを修正するために途方もない時間を費やしたり、ゲームに向き合う時間をひたすら増やしたりして、毎日ゲームのことばかりを考えてきました。
だからこそすごく悔しいです。特に先週からはさらに努力を重ねて、自分としては本当にたくさんのハードワークをこなしてきたつもりでした。私生活のようなゲーム外の部分でも多くの個人的な目標を掲げて、今まで以上に頑張ってきました。それなのに、こんなパフォーマンスを出してしまうなんて、本当に最悪な気分ですが、それが人生というものですし、起こってしまったことは変えられません。
Masters Londonから、ずっと何かが歯車が狂い続けているような感覚で、なぜかその原因をはっきりと特定することができません。どうすれば修正できるのか、その方法が見つかりません。さらにその上、ゲーム面以外の部分、私生活などで様々な苦労が同時に降りかかってきたりもしました。自分では何もコントロールできないような感覚に陥ってしまい、本当に辛いです。自分がコントロールできることに関してはベストを尽くしたつもりでしたが、それでも思い通りにはいきませんでした。
この先どうなるかは分かりませんが、それについてじっくり考えて解決策を見つけ出すための時間はたっぷりあると思うので、それは良かったかもしれません。それ以外については、今後の様子を見るしかありません。そこまで深く抱え込むようなことではありませんし、いずれ答えは見つかると思っています。



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