ブラジルのeスポーツチームLOUDからヘッドコーチを務めるfRoDが退団する可能性が高いと、ブラジルメディアThe Enemyの記者でジャーナリストのBruno Povoleri氏が報じました。同氏によると、チーム側は既に来シーズン契約を更新しない意向をfRoDに通達していると指摘しています。

20年近いキャリアを持つfRoDはその経験値からコーチとして高く評価されていましたが、言語の違いによるコミュニケーション問題から選手間では意見が分かれていました。アシスタントコーチのstkが通訳を担当し問題を緩和していたものの、試合中にfRoDの指示を選手側が理解できない問題も発生。シーズン中にはstkがヘッドコーチに移動する案もチーム内で出ていました。

fRoDはアメリカとキューバのハーフで英語とスペイン語には堪能ですが、ブラジルの公用語であるポルトガルはネイティブレベルではありませんでした。長い選手生活の中でブラジル人選手と働いていたこともあるため、多少理解はしていましたが、より流暢に話せるよう言語学習をコーチ業と共に進めていました。

また、fRoDはスケジュール管理、戦術の組み立て、マクロ・ミクロ面の指導などコーチ業のほか、選手たちと距離を縮めるよう、選手たちへ料理を振舞ったり、自身で車を運転して会場に向かったりなどコーチの仕事以外でも様々な取り組みを行っていました。

なお、練習は時間厳守かつ集中力を高めることを軸に、作戦のコンセプトを選手たちに最大限理解させるスタイルを取っていました。そして結果は直ぐに表れ、VCT 2023 LOCK//IN 2023では準優勝、VCT AMERICAS 2023では優勝を果たしました。

しかしその状況の中で、コーチと選手間で意見が分かれ始めました。キャプテンのSaadhakとデュエリストのaspasはチーム内での衝突を避けるため、可能な限りチームの輪を保っていたとされています。

今年度は好成績を収めた一方、来シーズンも残留が期待されたヘッドコーチのfRoDですが、そのような問題から契約は更新しないとチーム側が決定。fRoD自身は残留を希望していたものの、LOUD側が求めているものは、戦術的な側面だけでなく、チーム運営や日々の業務もこなすことができるコーチでした。fRoDが退団した場合、LOUDのロスターは以下になります。

  •  Matias "Saadhak" Delipetro
  •  Felipe "Less" de Loyola
  •  Cauan "cauanzin" Pereira
  •  Arthur "tuyz" Andrade
  •  Jordan "stk" Nunes(アシスタントコーチ)
  •  Daniel "fRoD" Montaner(契約終了)

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