昨年、VALORANT部門を除く全部門の解散を発表したEvil Geniusesですが、北米の人気チームFlyQuestへリーグ出場枠の売却を検討してことが、ジャーナリストのAlejandro Gomis氏の報道から明らかになりました。なお、Riot Gamesはその取引を認めず交渉を阻止したと指摘しています。

同氏によると、Evil GeniusesはLCS(League of Legendsの北米公式リーグ)の出場枠を約600万ドル(約8.8億円)で売却した後、eスポーツから完全に撤退を検討していたと指摘。そして、VALORANT部門に関してはFlyQuestと数ヵ月に渡る売却の交渉を行っていたと語りました。

Evil Geniusesはインターナショナルへのリーグ出場枠と共に、所属した全選手の売却を希望していたことから、他チームから届いたEthan、Demon1、Boostioなどの移籍交渉を拒否。法外な移籍金を提示し、交渉を難航させたとしています。

なお、Evil Geniusesは昨年世界大会に優勝した後、優勝前の給与の3分の1に相当する大幅な減俸を行うと選手たちへ伝えたと同氏は言及。続けて、この減俸を拒否する選手は契約解除となる可能性が有り、退職金も1ヵ月分しか支給されない状況だったと語りました。

昨年にはアセンションからリーグ出場権を勝ち取ったThe GuardがG2 Esportsへ出場枠を譲渡した事例があることから、両チームは今回の取引もRiot Gamesが許可を出すと期待し、FlyQuestは部門を購入する前提でゲーミングハウスやオフィスの新規契約に動いていましたが、Riot Gamesは承認せず、契約直前に交渉は決裂したとコメントしています。

Riot Gamesが運営するLoLのフランチャイズリーグとは異なり、VALORANTのVCTはパートナーチームを特徴としています。長期的かつ安定した運営を目標に出場枠の売却などは認められていません。The Guardの譲渡はアセンショントーナメント枠だったことから例外として認められていたため、今回のEvil GeniusesとFlyQuestとの承認は得られなかったと考えられます。

なお、FlyQuestはThe Guardのロスター獲得にも動いていたため、2022年のVCTへの参入、そしてThe Guardのロスター獲得、Evil Geniusesの買収と計3回、VCTへの参入に失敗したことになりました。

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