韓国で開催されたVCT PACIFIC 2025 Stage 1でRRQに敗れて3位に終わったPaper Rexですが、大会の感想をHotspawnのインタビューで語りました。

まず初めに、RRQに敗北した直後の率直なお気持ちをお聞かせください。

正直に言えば、私たちが勝ち切るべき試合でした。RRQを軽視するつもりはありません。勝利に繋がるチャンスはありましたが、それを活かすことができませんでした。彼らは勝つに値するチームですが、もっと良いラウンド運びができたはずです。最後のマップでは、完全に力尽きた状態だったと思います。

今回の試合を通じて、かなりの感情的なエネルギーを消耗しました。試合が終わったころには、本当に疲れ切っていました。正直なところ、今は終わってくれてホッとしています。

苦境から立て直し、快進撃を見せたことについてどう感じていますか?

選手たちは、トップレベルで戦うための精神的な強さを見せてくれました。互いのケアも非常に上手くできていました。コーチとして、これ以上望むことはありません。彼らは全力を尽くしてくれたと感じています。

数日後にはAsian Champions League 2025を控えていますが、選手を入れ替える、または作戦を隠すといった考えはありますか?

特に試合映像を残さないようにする必要はないと考えています。というのも、そもそも戦術を変更する時間がないからです。私たちは、全力で挑むつもりです。中国に行けるのは嬉しいことですし、大会を楽しみたいです。古い友人にも会いたいですし、戦いながら、上海で少し息抜きをしたいです。ただ、Esports World Cupの予選も控えていますので、やるべきことは多いです。

今年初めに国際大会出場の連続記録が途切れましたが、Masters Torontoへの出場権を獲得したことにホッとした気持ちはありますか?

間違いなくあります。私は勝っても負けても、基本的に「安堵」か「悲しみ」しか感じません。「嬉しい」という感情はあまりありません。チームには非常に才能ある選手たちがいますので、こうした大きな大会に出られなかったり、良い成績を残せなかったりすると、スタッフ陣やファン、そしてチーム全体に対して「自分が失望させてしまった」と感じてしまいます。自分を責めてしまうことが多いのです。

ただ、今回はなんとか国際大会への出場権を獲得できました。今はとても満足しています。おそらく、過去最も困難な道のりだったと思います。皆さんが私たちを誇りに思ってくれていると思いますし、私自身も今回の結果を誇るべきだと思います。

別のインタビューでは、「チームが元の姿に戻った」と仰っていました。一方で、Jinggg選手は「負けないように戦っていた」と話していました。シーズン序盤の不調の原因は何だったのでしょうか?

期待というものは、実に重いものです。私たちはファンや周囲からの期待だけでなく、自分たち自身の中にも非常に大きな期待を抱いています。時としてその理想像に自分たちが追いつけず、それを取り戻そうとして逆に結果が出なくなることがあります。

シーズンの序盤を振り返ると、私たちは「もう二度とネオンのように強化されたエージェントのメタに乗り遅れることはない」と決意しました。テホが登場したとき、私たちにはわずか7日間しか準備期間がなく、マップも多すぎて「テホに合わせるために全部変えるべきか?」と迷っていたのです。結果、フラクチャーだけにテホを採用し、他は変えませんでした。結果としてその後勝てず、テホにやられるという皮肉な結果となりました。

特に13-1で敗北したDFM戦のパールでは試合中に諦めてしまいました。試合中に諦めたことは初めてでしたので、非常に残念な気持ちでした。

その後、非常に短い休みを取って韓国に戻り、「これから絶対にメタに乗り遅れない」と誓いました。全てのマップにテホを投入し、ウェイレイが登場すると、今度は「これも取り入れなければ」と思い、ウェイレイ・テホ・ブリーチを使って全力で対応しましたが、本来の役割ではない選手に負荷がかかってしまい、2試合落としてしまいました。そして3試合目でPatMenを投入し、選手たちがより自然なポジションでプレーできるようにしました。

以前、ネットで「時に誰かのせいではなく、新鮮な視点を持つ必要がある」と書いているのを見かけました。実際に誰かがチームを足を引っ張っていたわけではありませんでした。mindfreakには一時的に休養してもらいましたが、それも新しい視点を取り入れるためのものでした。

話を少し戻しますが、結局のところ、それが1つ前のシーズンに起こったことです。私たちは気持ちを入れ替え、自分たちが最も心地よくプレイできる形に戻し、「全力を尽くそう」と決意し、今この場所に立つことができました。

Masters Torontoではテホが弱体化されますが、これまでテホに依存してこなかったことが有利に働く可能性はあると思いますか?

特に大きな影響はないと考えています。例えば、テホのメタが続くのであれば、「テホにどう対抗するか」を学べばいいだけです。実際、私たちの今のプレースタイルはテホに対して有効かもしれません。というのも、RRQ戦を除けば、テホを使うチームにもかなり善戦してきたからです。RRQ戦に関して言えば、Jemkinの活躍や私たちのミスが原因だったと思います。少なくともパールではそうでした。

Masters Torontoではテホの使用頻度が減ると考えられるため、別のスタイルに対応する必要があります。例えば、ダブルスモーク構成やセンチネルの対策が必要になるでしょう。ロータスではセンチネルの採用が少なく、ダブルスモーク構成が主流でした。これに対しては、今はダブルデュエリスト構成の方が効果的な場合があります。ラッシュしても止められませんからね。つまり、いろいろと変化しているということです。テホがいないことが大きなアドバンテージになるとは思っていません。

試合前、RRQのEwokコーチと拳を合わせなかったのは、FrosTコーチとtermiコーチの件を意識したジョークのように見えました。リーグ内のスクリム共有に関する議論が話題になっていますが、この件についてどのようにお考えですか?

なんというパンドラの箱を開けてしまったのでしょうか...。まず、スクリムの共有は恐らくどこかで起きていると思います。ただ、確固たる証拠はありません。どの程度行われているのかが、議論の対象であるべきです。あるチームが別のチームの試合映像を完全に共有しているとすれば、それは「練習室に監視カメラを設置している」のと同じであり、許されるべきではありません。

とはいえ、「友達同士が非公式に情報を口にする」といったレベルのことを完全に取り締まることは難しいです。「あのチームはこの構成を使っているから、このマップは避けた方がいいよ」など、私的なやり取りまではどうしようもありません。重要なのは、どこまでの範囲で行われているかだと思います。

私は基本的に人を信じたいと考えています。その上で、自分なりの予防策を取り、他チームを非難することはしたくありません。試合に負けたときは、相手がより強かったからだと信じたいのです。

FrosTとtermiの件については、私はどちらとも親しい関係にあります。両者が膝を突き合わせて話せば、きっと理解し合えるはずです。ただ、周囲が騒ぎすぎており、差別問題などにまで飛び火しているのは本当に行き過ぎだと思います。最終的には当人同士の対話が必要だと感じています。

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