東南アジアを拠点に活動するeスポーツチームのTalon Esportsが、百万ドル近くの債務を抱えていると非難を集めています。日本で開催されるVCT PACIFIC 2025 Stage 2への出場が近づく中、チームの財政状況をめぐるチーム側と出資者側のやり取りがXで議論を呼んでいます。

発端は、投資家のhedgedhog氏が8月26日に投稿したポストで、今年6月にTalon Esportsから100万ドル(約1.46億円)の融資を求められ、当初は数週間以内に返済する契約だったものの、利息分の7.5万ドル(約1,100万円)がまだ帰ってきておらず、チーム側が返済を拒否していると批判しました。

Talon EsportsのCEOを務めるSean Zhang氏の友人で、チームの出資者と自称するhedgedhog氏は、チーム幹部スタッフに連絡を試みたものの、無視されている状況であるため、今回Xでの告発に至ったと説明。また、チームへの融資を行う他の投資家に対し、「ポンジスキームに加担しているようなものだ」と批判しました。

これを受けて、CEOのSean Zhang氏が声明を公開。Xで「単に経理チーム内の連絡ミスに過ぎず、100万ドルの返済は行ったものの、利息に対する支払いを考慮していなかった」と釈明しました。また、CEOとしての責任を認めるものの、告発といった形でXに問題提起したhedgedhog氏の行動を「悪意ある方法で投稿されたことが残念だ。しっかりとした方法で連絡を取り、関係を修復したい」と述べました。

Talon EsportsのX公式アカウントでも声明を公開し、「当社の財務状況に関する指摘を認識している。透明性のある対応を行うことを約束する」とコメント。続けて「事業は安定していますが、賞金の分配において予期せぬ事務的遅延が発生していたことをお伝えします」と、元所属選手および現所属選手に支払いの遅延があったことを述べ、元所属選手には9月6日、現所属選手には30日までに支払うことを説明しました。

なお、hedgedhog氏は本日利息分の支払いがあったことをXで明らかにしましたが、「Sean Zhangとビジネスをしない、お金を貸さない、常に契約を結ぶことを教訓として学びました」と不満を述べつつも、金銭的なやり取りは解決したことを明らかにしました

Talon Esportsは、8月30日~31日に日本で開催されるVCT PACIFIC 2025 Stage 2のプレイオフファイナルに出場予定。VALORANT Champions 2025への出場およびPaper Rexが待つグランドファイナルへの進出をかけて、インドネシアのRex Regum Qeonと対戦予定です。

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