先日、約3年所属したFNATICからTeam Vitalityへの移籍が発表されたChronicleですが、Talon Esportsや100 Thievesでコーチ経験を持つFrosTがBABYBAYとのポッドキャストのSpikeTalk EP48で移籍の理由について考察しました。以下、リーグチームが現状抱える問題とChronicleの移籍事情について語っていた部分を抜粋し、要約しています。
- FrosTが問題視しているのは「2027年のリーグ再編」。Riot Gamesが各チームオーナーに送ったメールでは「2027年にパートナーチーム枠を再編成、整理する」というニュアンスで伝えられていて、「今契約を結んでいるパートナーチームがそのまま安泰という保証はない」という空気になっている。
- そのメールの文章がかなり冷たかったらしく、どれだけ情熱とリソースを注いでも、最終的にその席は保証されない。」といったトーン。5年間正しいことをやって、成績も出して、投資もしても、その枠を失う可能性がある。そのせいでオーナー側はプレッシャーを感じている状況となっている。
- そのチーム側の不安の副作用として、選手との契約がどんどん短期化している。今の再契約の多くが「1年延長」になっていて、2年3年の長期を組みにくい状況。理由はシンプルで、「2027年にリーグが再編成されるなら、どうせその時にリセットされるし、長期契約に縛られるリスクを選手もチームも取りたくない」から。FrosTは「チーム側にとっては投資回収プランが崩れるし、選手側にとっても将来の保証がない。全員が常に圧を感じてる状態」だとまとめてる。
- 次の話題はChronicle。FNATICからTeam Vitalityへの移籍が発表されたが、2人が炎上の理由を指摘しているのは発表のポイント。一般的には、今まで在籍していたチームが「ここまで一緒に戦ってくれて、ありがとう」というポストを出したあと、移籍先のチームが「ようこそ!」と発表する。しかし、Team Vitalityが「うちがChronicle取ったぞ!」みたいなノリで発表したため、炎上してしまった。
- しかし、「その騒動は正直どうでもよく、本質はそこじゃない」と2人は話す。彼らが予想するスターティングメンバーは、Jamppi / Chronicle / Derke / PROFEK / Sayonara / PAL(コーチ)。スター選手が揃っているため、「欧州版スーパーチーム」と言われがちだが、FrosTは「今はどのチームもスタッフ・コーチが賢いし、選手層も厚いため、『スターを集めたら即最強』という時代じゃない」と冷静に見る。
- また、Chronicleは「正当な待遇を受ける権利がある」とFrosTは語る。FrosTは以前からGambit Esportsの選手と親交があり、2021年当時、選手たちは月1,000ドル(現在のレートでは約15万円)と驚くほど低い給与でプレイしていたと明かした。「犯罪的に安い」とまで言った。備考:Redditのユーザーによると、当時のロシアの月給は1,000ドルを下回っており、選手たちは衣食住も提供されていたため、とてつもなく低いわけではなかったと指摘する声もある。
- 当時について、FrosTは「それを知った時ブチ切れた。契約交渉の手伝いをして、マシな条件にしようとしたが、当時のロシアの契約文化とかもあり限界だった」と話した。続けて、「FNATICに移籍しても待遇は劇的には上がらなかった。名門だが、給与は他チームと比較すると控えめ。スキン収入の割合も低かったらしい。キャリアの実績と報酬が釣り合ってなかった。そういう意味で、お金を取りに行くのは当然。むしろ彼はそうする資格がある。nAtsも同じように、過小評価されてきた選手だった」と付け加えた。
- BABYBAYも「似たような経験があった」と話す。FaZeに加入する前まではずっと安月給でプレイしており、結果を出して、Marvedと共にOpTic Gamingから移籍の話が来たときは「やっと報われた」と思ったと言う。「振り返れば、お金を追うことが全てではないと思ったものの、Chronicleはそれを選んでいい選手だし、見合う選手でもある」とコメントした。



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