Team VitalityがLessと契約終了を発表

フランスを拠点に活動するeスポーツチームのTeam Vitalityは11月16日、VALORANT部門に所属するLessと契約を終了したことを発表しました。

After a year of highs and lows, it is time to say goodbye to our Brazilian Legend 🫡

It was a pleasure having you join us, and we will miss your enthusiasm and energy on the server.

Obrigado, nosso amigo 🫶 pic.twitter.com/ETzbGJo7L2
— Team Vitality VALORANT (@TeamVitalityVAL) November 15, 2025

現在20歳のLessは、2021年にVALORANTの競技シーンに参入。Jaguares Esports、Galaxy Carrotsなど複数のプロチームを経て、2022年2月にLOUDのVALORANT部門創設メンバーとして加入しました。当時16歳とチーム最年少だったものの、ヴァイパーやセンチネルを操るフレックスとして活躍し、同年にはVALORANT Champions 2022で優勝を達成。17歳の若さで世界大会優勝を勝ち取りました。

インターナショナルリーグが開幕した2023年にはVCT AMERICAS 2023で優勝、VALORANT Champions 2023で3位、2024年にはVCT AMERICAS 2024 KICK-OFFで準優勝、VCT 2024 Masters Madridで4位を収めるなどトップシーンで活躍しましたが、VCT AMERICAS 2024 Stage 1、Stage 2では上位入賞に届かず、LOUDに加入して以来初めて国際大会出場を逃す結果となりました。

2024年10月には約3年所属したLOUDから離れ、自身初のヨーロッパチームとなるTeam Vitalityへ移籍。VCT EMEA 2025 KICK-OFFでは優勝、VCT 2025 Masters Bangkokでは4位と好調なスタートを切りましたが、Stage 1、Stage 2ではともに7-8位で敗退となり、国際大会出場には届きませんでした。なお、Lessは英語でのコミュニケーションを課題として挙げており、今年2月にインタビューで「正直英語にかなり苦戦している」と話していましたが、今回脱退する運びとなりました。

Lessはキルジョイやヴァイパー、サイファーを得意とすることで知られ、特に公式戦で100試合以上プレイするキルジョイではK/D 1.19、ヴァイパーでは1.23とサポートながら高いパフォーマンスを発揮。LOUD時代には一時期IGLも担い、チームの中核を担う存在として長らく活躍してきました。Lessが退団したTeam Vitalityのロスターは以下になります。なお、先日にはKRÜ Esportsへの移籍が報じられており、1年ぶりにアメリカリーグへ復帰するとみられています。