昨日行われたVCT EMEA 2025 KICK-OFFの決勝でTeam Liquidを3-2で制したTeam Vitalityですが、Lessが今大会をGameArenaのインタビューで振り返りました。

優勝おめでとうございます。試合の感想を教えてください。

すごく嬉しいです。本当に嬉しいです。個人的にも感慨深い大会となりました。ブラジルチームから来たこともあり、英語が話せないことから私を嫌う人も多くいました。しかし、この勝利は私にとってすごく大切なものとなりました。

AMERICAS、EMEAの2つの地域で優勝を果たした初の選手となりました。どう感じていますか?

最初の選手になれたという点では、特別な気持ちがあります。もちろん、Riot Gamesのタイトルは移籍が多いため、将来的にこの記録は破られると思います。しかし、最初に成し遂げられた選手になったことは嬉しいです。本当はインタビューで「Championsを2回制覇する最初の選手になりたい」って言おうと思っていましたが、まだ言いません。まずはChampionsに出場することから目指そうと思います。

決勝のLiquid戦では0-2からの逆転勝利となりました。振り返ってみていかがですか。

正直に言うと、あまり準備ができていませんでした。大会のスケジュールがタイトで、十分な準備時間がなかったのも影響しましたし、チーム自体がそういう環境に慣れていなかったことも大きいです。僕たちはアッパーファイナルで勝った後、グランドファイナルまで1日空きました。オフの日にするべきか、準備に充てるべきかで迷ってしまったんです。

その結果、個人で相手の試合を見て研究するくらいで終わり、チーム全体での準備が足りませんでした。自信過剰になってしまい、しっかり準備をしていませんでした。それに、LiquidがHereticsに3-0で勝利したことには理由があります。彼らはアンチ戦略に特化していて、戦術というより完全に相手を対策するプレイスタイルでした。それには本当に驚かされました。

決勝ではLess選手にとって公式戦初となるブリムストーンを起用したり、普段使っているヴァンダルからファントムに切り替える様子が見られました。その理由を教えてください。

ちょっと悲しい話なのですが、まずブリムストーンを使ったのはチームのためです。trexxがブリムストーンはあまり自信がないと言っていたので、私がやることになりました。ただ、ブリムストーンはもともと好きなエージェントでしたし、スティムビーコンのバフも大好きです。

ファントムについては、最近いろんな大会を見ていたら、多くの選手がファントムを使っていることに、気づきました。ランク戦でもヴァンダルのエイムが安定していなかったので、「今日はファントムの日だ!」と決めて思い切って使ってみました。昨日のランクもファントムで、今日の試合も使ってみたら、結果的にかなり良いプレイができました。MVPにはなれませんでしたが、SayfがMVPを取るのに相応しい活躍をしていたので、納得です。

Less選手にとって初めての英語を言語とするチームです。チームとのコミュニケーションはいかがでしょうか?

正直、英語にかなり苦戦しています。私の担当はチームのコミュニケーションに大きく関係していますが、他4人が話す英語に100%ついていけていません。英語の指示は全部理解できますが、瞬時の対応が以前のようにはできません。例えば、誰かが「敵が2人いる」って言ったときに、以前なら即座に反応できたのに、今はまだ脳が言葉を処理するのに一瞬時間がかかってしまうような状態となっています。正直英語に苦戦していて、そんなときに現れたのがファントムです。ファントムは簡単にキルを取れる武器です(笑)。配信でも「ファントムは初心者向けの武器だ」とよく言ってますが、今日は私が初心者でした。

では、英語を上達するためにどのような努力をしていますか?

時間と努力が必要だと思います。それについてはコーチとも話していて、コミュニケーションに特化した試合動画のレビューをしてもらうことにしました。IGLの指示は理解できますが、それ以外の細かい情報、例えばソーヴァのドローンの配置場所といった試合の流れを左右する情報です。これは時間をかけて積み上げるしかないと思っています。ランクでも英語でコミュニケーションを取るようにしていて、少しずつ良くなっていますので、時間が経てば以前のLessに戻れると思います。

Team Heretics戦ではDerke選手がヨルのフェイクデコイを披露しました。チーム内でも盛り上がりましたか?

この話は面白いですよ(笑)。この作戦はtrexxとDerkeが一緒に考えたものです。前のラウンドで、フェイクのためにデコイを出したのですが、相手が即座にヘッドショットを決めてきたのです。それを見たDerkeが「前のラウンドでは即ヘッドショットを決められたから、今回は俺が行く!」って言ったのです。そして実際に突っ込んでいったら、相手は騙されて、結果的に上手くいきました。実際にはただ願いながら信じて突っ込んだだけです(笑)。

スター選手が集まったVitalityは各所からスーパーチームと呼ばれています。それについてはどう感じますか?

スーパーチームって、結局のところ『有名な選手を集めたかどうか』で語られがちですが、それ以上に重要なことはチームの構成です。私たちのチームには元々IGLをやっていた選手が多いですが、それが功を奏して役割分担が上手くいっています。

チームを組むときに、ただ有名な選手を集めてもダメで、それぞれの役割やプレイスタイルがどう噛み合うかが重要です。だからこそ、私はこのプロジェクトに参加する時点で、「IGLとコーチの方針に従う」と心に決めていました。もし、自分が「俺が全部指示する!」みたいな態度を取っていたら、間違いなくチームは崩壊していたと思います。

Team Vitalityとしての初のタイトルとなりました。率直な感想をお聞かせください。 

素直に嬉しいです。VitalityのオーナーであるNeoも決勝戦を見に来てくれて、すごく喜んでくれました。私たちは長期的なプロジェクトとしてChampionsを目指しているので、今回の優勝でプレッシャーが少し減りました。次に向けて集中できます。

VCT 2025 Masters Bangkokの初戦はT1です。意気込みをお聞かせください。

楽しみです。staxとは友達ですし、T1も好きなチームの1つなので、対戦が待ち遠しいです。

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