VALORANTのアンチチート部門でリーダーを務めるPhillip Koskinas氏のインタビューが、ドイツのeスポーツメディアAgents Rangeより公開されています。インタビューではPhillip Koskinas氏の知られざる過去やアンチチート部門に関する興味深い内容について語られています。以下、インタビューより一部抜粋した文章を引用(ドイツ語から英語へ機械翻訳し、日本語へ翻訳)。
この職業に就いたきっかけを教えてください。人生のどのタイミングで「チートを使用する人たちを根絶したい」と思ったのでしょうか?
実の所、小学3年生の時からチートを根絶やしにしたいと思っていました。というのは建前で、以前はチートプログラムを書いていました。League of Legendsなどのチートプログラムを書いていましたが、Riot Gamesのタイトルの1つですね(笑)。
もともとゲームが苦手だったので、個人的な趣味でチートプログラムを書いていました。ゲームが本当に下手で、友達に必死についていくためにたくさんチートをしてきました。その後、Riot Gamesより連絡が受け、同社に採用されました。
それ以来、アンチチートプラグラムや当時LOLで問題になっていた業者によるボット問題に対するコードを書いていました。そしてアンチチート部門を結成し、その後はひたすら昇進していきました。私自身もかつてチートを行っていたため、両方の立場から物事を見ることができ、対策しやすいです。
「チート業界に熟知している」という理由からチート開発者を雇用するという話を聞いたことがあります。それは本当なのでしょうか?
実際にアンチチート部門のメンバーは元チーターでいっぱいです。基本的に元チーターで構成されています。過去にチートを使用した経緯を持つ人もいますし、プログラミングなど何らかの形でチートを経験してきた人もいます。そうでなければ、この業界の全てを理解することは難しいでしょう。
VALORANTのランクを教えてください。
ブロンズ帯に閉じ込められています。先ほども述べましたが、本当にゲームのセンスが無いんです(笑)。
ベータ版を開発している際、社内でテストを行うことがありましたが、その際も毎回チートを使用していました。あらかじめプログラムしておいたチートをファイル内に隠し、チートを使用していましたね。チートを使用しないとどの試合も負けていました。
チートを使用していないユーザーへの誤BANはどのように対処しているのでしょうか?
誤BANは、行動分析プログラムにより必然的に発生してしまうもので、チートと思われる疑わしいアカウントが複数あった場合、それらのアカウントをプログラムが同時にBANしています。
しかし、これはチートを未然に防ぐための対策であり、誤BANを受けたユーザーはサポートへメッセージを送ってくだされば、アンチチート部門が手動で審査し、適切な処置を行っています。このように少しでも誤BANを防ぐよう、私たちは常に尽力しています。
そもそも誤BANを防ぐため、あるプログラムは一斉BANがどのようなタイミングで起こるかを監視しています。そして、その一斉BANの一部をある時間まで遅らせることで、BAN件数を徐々にしか起きないようにプログラムしています。
これまでは1万件の一斉BANを手作業で処理することはできませんでしたが、現在では新たに検出されたチートプログラムのみを手作業でチェックし、事前のデータと照合することでスムーズな作業が可能になりました。
最後に一言お願いします。
私たち開発チームは、誰もがチートをできない世界を目指しているわけではありません。しかし、チートが上手くできないようにVALORANTは設計されています。つまり、チーターは遅かれ早かれ赤い検知画面(チーターが検出された際に表示される画面)を見ることになるのです。
チートを使うことが誰のメリットにもならないようなゲームを目指していますが、実際問題、チートを根絶するということは不可能に近い現状です。
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