SentinelsのVALORANT部門に所属するzombsのTwitter上での発言が、ブラジルファンの怒りを買い、コミュニティ、プロ選手より批判が殺到する事件が発生しています。

先日、VALORANT Champions 2021の「Sentinels vs FURIA」の試合で、15分間のテクニカルポーズが発生したことで、逆転し始めていた「FURIAの勢いを止めた」とSentinelsの選手へ批判が殺到する事態が発生しましたが、事件はまだ続きます。

その翌日、グループステージ通過をかけた「Gambit Esports vs Team Vikings」の試合が行われました。3マップ目のアイスボックスでVikingsが9-3でリードを広げ、プレイオフ進出まであと1歩という所まで迫りますが、そこからGambit Esportsの逆転が始まり、結果は14-12でGambit Esportsが勝利となりました。

そしてここで、ブラジルファンの怒りを買う事件が発生します。リードを広げた一方、逆転負けしたVikingsに対し、ShahZaMは「テクニカルポーズをとるべきでした」と投稿。前日に問題となったテクニカルポーズを絡めたジョークツイートには1,000件近い批判が集まり、中にはブラジルを拠点に活動するキャスターのMelãoが反応。互いに激しい口論を繰り広げます。

ShahZaM:私は彼らの不幸な状況を軽い気持ちで見ていただけです。そして、あなた方は実際に起きた問題を受け入れられず、ただ怒っているだけです。ゲームはみんなで楽しむものですよ。

Melão:「ゲームはみんなで楽しむものですよ。」と言いながら、1つの地域を敵に回すのですか?

ShahZaM:冗談です。FURIAはテクニカルポーズで勢いを失いましたし、私たちも誹謗中傷を受けています。過去は変えられませんし、お互いに最悪だった事件だと思います。

Melão:あなたの冗談は、地域や国全体を敵に回そうとしていますし、既に最悪の状況に足を踏み入れていると思います。この騒動の中で、私たちは大人になるべきだと思いますよ。

ShahZaM:そうですね。あなたの地域の方たちは理由もなく暴言を吐き、殺害予告を送ることができますが、私はそれについて冗談が言うこともできないんですね。

互いに批判し合う状況が続きますが、ここで更に火に油を注ぐ事態が発生します。上記の論争にSentinelsのzombsが介入し、「クソみたいな地域をまた倒すのが待ち遠しいですね」と投稿します。

既に怒りの沸点に達していたブラジルコミュニティですが、zombsの「クソみたいない地域」の発言が引き金となり、コミュニティの怒りはピークへ。zombsのツイートには5,000を超えるリプライ、6,000を超える引用リツイートの計1万を超える批判コメントが集まります。そして事態はVALORANTの界隈を超え、FURIAのCEOやブラジルのCS:GOシーンを代表するFalleNまで届きます。

aakari (FURIA CEO):FURIAのCEO、そしてブラジル人として、このような行為には相応の罰を与えてほしいと思っています。このようなことはあってはなりません。eスポーツは、リスペクト、情熱、愛によって成り立っています。ブラジルの2億2千万人の人々、そして貧困の中で生活している人々を軽蔑することは、受け入れがたいことです。

FalleN:私も何年にも渡ってSNSで大失敗し、そこから成長しようと努力してきました。だからこそ、このプラットフォームを使って、このような論争を広げることは意味がないことだと気付いてほしいです。このプラットフォームを使って、コミュニティに元気を与える力が私たちにあることを知ってほしいです。

あなたは、今回の騒動でブラジル人を指すことの意味、そして出場した国際大会に与える影響も分かっていません。あなたの後に続く人たちのために、もっと良い例を示してあげてください。

一方、zombsは今回の騒動を特に気にしていない様子。「ブラジル人はタイピングするよりもっとVALORANTの練習した方がいいですよ」と獲得賞金ランキングのスクリーンショットを投稿したり、自身の名前のトレンド入りを喜ぶ様子を見せています。

Zombsの発言に対し、ブラジルのコミュニティではVALORANT Champions Tourのグローバル競技ポリシー「7.3. プロ意識の欠如した振る舞い・違反行為」に反するとして、ペナルティを求める意見が多く寄せられています。

現時点でRiot Gamesは本件については触れていませんが、昨日のグループステージでSentinelsがKRÜ Esportsに敗退したことで、徐々に事件は鎮火していくでしょうか。

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