Bleed Esportsの個性豊かなメンバーたち

先日タイ・バンコクで行われたVCT ASCENSION PACIFIC 2023で見事優勝を果たしたBleed Esportsの個性豊かなメンバーたちのプロフィールをまとめた記事をある海外ユーザーがRedditで公開しました。以下、抄訳した文章を掲載しています。

Juicy（シンガポール）

Juicyは、パシフィックのリーダーボードで常に高いランクレーティングを維持することから"神童"と呼ばれてきた。彼は若くしてアジアランク1位に到達し、その知名度を上げてきた。

しかし、若くして才能を持つ彼のパフォーマンスに疑問を持つ者は多く、ある大会中には大量の通報を受けた。その後、Riot Gamesの調査の結果、潔白が証明されたが、当時未成年で大会に出場していたことが発覚し、一時的な公式大会出場停止処分が下された。

そんな彼にいち早く目を付けたBleed Esportsは、2021年から彼と契約を結び、合法的に大会に出場できる年齢になるまでアカデミーチームのロスターに置いた。そして2023年、公式大会に出場可能な年齢になった彼をメインチームに昇格させ、見事アセンショントーナメントで優勝を果たした。

crazyguy（ベトナム）

彼は、ベトナムで最も有名なCS:GOのプロ選手だった。過去にTitan、Vexedなど当時の世界トップチームと対戦した経験を持ち、"東から来た野獣（Beast from the east）"として恐れられた。

そんな彼がVALORANTに移行すると発表された時、ベトナムの競技シーンは大きな衝撃を受けた。そして彼は瞬く間にシーンを駆け上がり、ベトナムのVALORANTコミュニティを代表する存在となった。また、彼はインターナショナルリーグに出場する最初のベトナム人選手である。

sScary（タイ）

彼のことは紹介するまでもないだろう。彼は家族を養うために、パートナーチームからのオファーを拒否した。彼には100万ドル（約1.4億円）の価値が付けられており、彼はそのオファーを承諾した。そして、彼はその価値以上の活躍を見せてきた。

Paper Rexを始めとした東南アジアの競技シーンから恐れられた彼は、異常なほど高いクラッチ勝率を誇る。Bleed Esportsも彼に苦しめられてきたチームの1つで、VCT 2022 Stage 2では当時彼が所属したXERXIAに行く手を阻まれ、Mastersに進出することができなかった。

そしてBleed Esportsは「勝つことができないなら、買えばいい」と判断した。そんな彼は先日のSCARZ戦も見事なクラッチを決めた。誰も彼を追い詰めることはできない。

Deryeon（シンガポール）

彼について深堀したいところだが、彼は謎多き選手だ。Bleed Esportsは彼の実力を高く評価している。Bleed Esportsは過去2年間、度重なるメンバー変更を行ってきたが、彼はその都度、メインロスターとして生き残ってきた。pyth、Maxieが在籍していた時も、メインロスターの一員だった。

Bleed Esportsのこの判断には、恐らく何か理由があったのだろう。そして今回、実が結んだのだ。彼を中心に常にロスターが変更されてきたが、彼はついに最高のメンバーと出会うことができたようだ。もともとチームのスタープレイヤーだった彼は、現在はデュエリストからセンチネルに転向している。

Nephh（シンガポール）

Nephhは、2023年3月にBleed Esportsに加入した新米だ。2021年にアマチュアチームから結果を残し、その知名度を上げた。しかし、兵役のため来年はインターナショナルリーグに出場することができないかもしれない。

インターナショナルリーグは最低6人の選手登録が必須であることから、チームは新たに2人の選手獲得が必要となる。

LEGIJA（ドイツ / セルビア）

彼はCS:GOで10年近いキャリアを持つベテランだ。Envy、BIG、G2、Kinguin、NRG、mousesportsなど様々なトップチームで活躍した彼は、選手とコーチの両方の経験を持つ。

昨年にVALORANTに転向したばかりの彼だが、VALORANTでもその手腕を発揮している。アナリストのOminousと共に、短い期間で結果を残すことに成功した。