Jingggが兵役前の率直な心境を語る「勝てればいいし、負ければそれでいい。みんなが幸せなら僕も幸せ。ただ単に楽しい試合がしたい。」

ロサンゼルスでは現在、VALORANTの世界大会VALORANT Champions 2023が開催中。本日行われたプレイオフ勝者側トーナメント決勝でEvil Geniusesに勝利を収め、見事グランドファイナル進出を決めたPaper Rexですが、兵役を控えた率直な感想をインタビューで語りました。

先日、シンガポールの徴兵制度のため2024年にロスターから離脱することが明らかになったJinggg。兵役前最後の世界大会となった今大会ですが、EDward Gaming、LOUD、FUT Esportsなど世界の強豪チームを下し、見事決勝進出を果たしました。

Jingggは試合後の記者会見で「引退を来年に控えた今、あなたは世界王者になるだろうと噂されています。それはプレッシャーになりますか？それともモチベーションになりますか？」で問われた際、以下のようにコメントを残しました。

「正直に話すと、今は兵役について深く考えることは避けています。今は大会に集中し、そして全力で楽しんでいます。勝つことができればそれでいいですし、負ければそれでいいと思います。みんなが幸せなら私も幸せですし、ただ単に楽しい試合がしたいです。」

「今大会では自分たちの想像以上の活躍をし、グランドファイナルまで突き進みました。正直なところ、勝ち負けはどうでもよくて、みんなに楽しんでもらいたいし、幸せになってほしいと思っています。楽しんで勝つことが大切だと感じています。自分たちでも目一杯楽しんで、幸せない時間を過ごしたいです。」

シンガポールでは18歳以上の男性に2年間の軍事訓練を義務付ける徴兵制度が採用されており、過去にはBenkai、ImpressioNなどシンガポール著名選手も兵役のため競技シーンから休養を取っています。先日にはBleed Esportsのnephhも兵役により競技シーンから離れることを示唆しており、シンガポールの選手にとって避けられないものとなっています。

本日の試合でEvil Geniusesに勝利したPaper Rexは、日本時間8月27日午前4時に開幕するグランドファイナルに進出。明日のEvil GeniusesとLOUDの試合で勝利したチームと対戦します。世界の強豪チームを破り続けるPaper Rexですが、チーム初、そしてアジアチーム初の国際大会王者となるでしょうか。日曜朝の試合に注目が集まります。