韓国で開催中のVCT PACIFIC 2026 Stage 2のプレイオフでGlobal Esports、T1に敗れて敗退となったKIWOOM DRXですが、ヘッドコーチのtermiがチームの内部崩壊や今シーズンの振り返りについて、THESPIKE.GGのインタビューで語りました。
今シーズンを振り返っての感想をお聞かせください。
まず、Champions進出を逃してしまい非常に悔しいです。私たちはFNATICと並んで、これまでの全てのChampionsに出場しているという記録があったため、今回それを6大会連続にすることができたはずでした。それが叶わなかったことが本当に悔しく、ただただ残念でなりません。2027年に向けてしっかりと準備をし、さらに強くなって、必ずChampionsに進出できるよう努力していきたいと思います。
これまで全てのChampionsに出場されてきたわけですが、今年6回目の進出を果たさなければならないというプレッシャーは大きかったですか?
いいえ、そこまでのプレッシャーは特にありませんでした。もちろん、以前5回連続で進出していた時も、常にChampionsに行くという目標はありましたが、それも私たちが辿ってきた過程に過ぎません。準備の過程においては、結局のところシーズンの終盤で決まることなので、準備する段階でそういったプレッシャーを感じることはありませんでしたし、考える時間もありませんでした。
それよりも、今シーズンは非常に困難な状況からスタートしました。チーム内部でのロスター変更など、様々な変化に対して絶えず適応し、対処し続けなければなりませんでした。ですので、今年はChampionsのことについて心配するよりも、むしろチーム内のあらゆる状況を改善することに、より集中していたと思います。
シーズン中にBeYN選手がIGLを務めていましたが、最近になって再びMaKo選手がIGLに戻りました。その理由について簡単にお話しいただけますか?また、MaKo選手とBeYN選手のIGLとしての違いについても簡単な説明をお願いします。
本来は2025年シーズンまではMaKoがIGLだったのですが、彼が今年もIGLを引き受けることになったきっかけが、IGLを任せられる選手を獲得できなかったからでした。条件に一番合う選手を選ぶしかなく、それがたまたまMaKoでした。
2025年シーズンが終わった段階では、元々私たちは2026年シーズンに向けて新たなIGLの選手を獲得する計画を立てていました。しかし、2025年のChampionsで3位という結果を残したことで、ロスターを変更する必要はないと判断し、同じロスターでそのまま進むことにしたのです。
ところが、残念なことに2025年12月頃に突如として選手の離脱が生じてしまい、そのタイミングではもうIGLを獲得するのに十分な時間がありませんでした。フリーエージェントの市場にも候補はほとんど残っていない状況でした。そのため、方針を元に戻し、MaKoかBeYNが再びIGLをやらざるを得ない状況になってしまったのです。
しかし、MaKoはIGLをしながらかなり精神的な辛さを訴えていた部分があったため、私たちは最大限彼の意見を尊重し、BeYNのコールでいくことを決定しました。BeYNのIGLについては、彼はメンタル的に非常に強靭な選手であり、決断のスピードも速いため、うまくやり遂げてくれると考え、彼に任せてみることにしました。全体的にはうまく機能していたと思います。
そして今回、再びIGLを変更することになった理由は、最近になってMaKo自身が「今ならもう一度IGLをやってみることができる」と、1回目の時よりも準備ができているという自信をのぞかせたからです。私たちはその選択も尊重し、彼にもう一度任せてみることにしました。全体的には上手くいっていたと私は考えていますし、これがIGL変更の経緯です。
歴史的に見ても、アビスはKRXの得意マップだと言えると思いますが、残念ながらT1に圧倒される形となってしまいました。今回アビスを準備されるにあたって、新しい戦略を考えられたのか、それとも過去に上手くいっていたものを再度起用しようと考えられたのか、教えてください。
アビスはこれまで私たちが得意としてきたマップであり、革新的な新しい戦略をたくさん見せることで、多くの相手チームが対処できずについてこれなかった部分もありました。全体的な構図において、私たちがこのゲームをプレイするテンポやプレイスタイルなど、私たちに非常にフィットしている部分が多く、練習でもとても手応えが良かったため、そういった点に重点を置いて得意ピックとして選択していました。
T1戦では負けてしまいましたが、攻撃陣営ではなんとか追いつくチャンスはあったと思います。しかし、前半戦で多くのラウンドを落としてしまったことで、後半戦にそのチャンスの足がかりを作れなかったのだと思います。
新しいものを作ったかという点については、私たちはプレイインを戦い抜いてきたため、正直なところ新しい戦略や構成を準備する十分な時間が全くありませんでした。そのため、以前と非常に似たスタイルで、最も上手く機能していたものを中心に構成し、今回の試合に臨む決断をしました。
グループステージからプレイオフへ直行することが有利だと考える人がいる一方で、プレイインとプレイオフの間の休みが逆に不利に働くと考える人もいます。コミュニティでも議論になっていますが、プレイインからずっと試合をしてきたKRXの立場として、この休暇期間がチームにとって有利に働くのか、それとも不利に働くのか、ご意見をお聞かせください。
これについては、チームによって解釈が異なると思いますし、ファンやコミュニティの間でも互いに意見が分かれる部分だと私も思います。明確な答えはありません。
そして、メタの変更などによっても影響を受ける部分だと考えています。結果だけを見れば、プレイオフに直行したGen.Gは初戦でローワーブラケットに回りましたし、逆にGlobal Esportsはそのまま連勝してアッパーファイナルに進んでいる状況なので、この議論についてはどちらの言い分も成り立ち、結果も半々に分かれているような感覚です。
プレイインから勝ち上がってきた私たちのようなチームの視点から言えば、メリットとしては、試合勘を失わず、その勢いを保ったままプレイを続けられたことが挙げられます。しかしその反面、アビスというマップや新しい変更に対して準備する時間が圧倒的に不足していました。
逆に、プレイオフに直行したチームは、すぐに試合勘を取り戻すのは難しく、感覚がかなり落ちてしまうのは避けられません。しかし、新しいマップを準備するための時間ははるかに多くありました。そういった意味で、この形式には間違いなくメリットとデメリットの両方があり、結果も50/50に分かれているのだと思います。



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