Riot IDの無料変更が月1回から年1回に変更へ、なお10ドル (約1500円) でいつでも変更可

Riot Gamesは10月17日、Riot IDの無料変更を月1回から年1回に変更することを発表しました。なお10ドル（約1,500円）を支払うことで、いつでも変更可能となります。

今回の変更はLeague of LegendsやLegends of Runeterraで使用されてきたサモナーネームの廃止に伴う変更で、今後はRiot Gamesの全タイトルのIDがVALORANTなどで用いられるRiot IDに統一されます。変更は11月20日からとなります。

以下、公式記事の声明となります。

2023年11月20日から、ライアットのタイトル間でより一貫したユーザー体験を提供するため、サモナー名を廃止し、全プレイヤーがRiot IDのみを使用するように移行します。この変更については様々なご意見があると思います。プレイ経験が14年であろうと、14分であろうと、ゲーム内の名前はゲーム体験において重要な位置を占めるものだからです。私たちの目標は、この変更をできるだけスムーズに導入し、皆さんがサモナー名に愛着を感じているのと同じように、Riot IDにも愛着を感じられるようサポートすることです。 

今回の変更を行う理由は？

ルーンテラ、リーグ・オブ・レジェンド、サモナーズリフトの物語は、長い年月を経て変化してきました。リリース当初はチャンピオンの顔ぶれも今ほど多くはなく、プレイヤーはチャンピオンをサモナーズリフトへ呼び出すサモナーという存在でした。その後、この設定はルーンテラという世界やそこに生きるキャラクターにとっての制約となったので、2014年には「強大な力を持ったサモナー」という存在よりも、それぞれのチャンピオンに焦点を移すことにしました。

「サモナー」という言葉は今でもたまに使われます。変則的なセリフに使われたり、時折言及だけされたり…「サモナーズリフト」という名称はその典型例でしょう。プレイヤーを表す「サモナー名」も、長らくこうした物語背景とズレたまま今日まで残ってきました。今回のアップデートは、プレイヤーの名前を現在のリーグ・オブ・レジェンドの世界観によりよく合致させ、ライアットのタイトル間での流動性を高め、技術的な面からプレイヤー名の機能を効率化させることが目的です。 

今回の変更に対してプレイヤー側でのアクションは必要ですか？

いいえ。今回のアップデートでプレイヤーの皆さんに何かしていただく必要はありません。ライアットのゲームをプレイしたことがあるならば、あなたはすでにRiot IDを持っているためです。ご自身のRiot IDがわからない場合、以下の方法でご確認いただけます。

account.riotgames.comからお使いのアカウントでログインすると、一番上の欄にご自身のRiot IDが表示されます。なお、こちらのページではRiot IDの変更も可能です。

ゲーム内でRiot IDを確認するには、ゲームにログインし、右上のプロフィール画像にカーソルを合わせてください。ポップアップするウィンドウ内にRiot IDが表示されます。

今後の予定

今回のアップデートの一環として、無料でRiot IDを変更できる頻度も変更されます。Riot IDへの移行完了後は、365日ごとに1回、無料でRiot IDを変更できるようになります。これよりも頻繁にRiot IDを変更したい場合は、現在のサモナー名システムと同じく有料での変更となります。 

この変更を決めた背景は以下の通りです。 

• Riot IDは、プレイヤーのメインの名前となるものです。ゲーム内で自分のアイデンティティーとなる名前を決めるという行為には、多少の重みがあって然るべきです。また、フレンドの名前が頻繁に変わると、膨大なフレンドリストから特定のフレンドを見つけるのが難しくなるという問題もあります。連携が上手で、ピンチの時にすかさず回復してくれるスカイ使いが誰だったのか、わからなくなってしまっては大変です。
• Riot IDは全タイトル共通のものとなるので、例えば30日ごとに無料で変更可能にすることは、技術的にもビジネス的にも現実的ではありません。365日のクールダウンは「Riot IDを変更したい」と思う大半のプレイヤーの要望を叶えつつ、これよりも頻繁に変更したいプレイヤーにも選択肢を残す形になるので、うまくバランスを取れるものと考えています。

Riot IDを変更したい場合はどうすればよいのですか？

11月20日に実施されるRiot IDへの移行後、無料変更権が即座に付与されます。無料分を使い切った後、さらにRiot IDを変更したい場合は、アカウントページから変更権を購入できます。購入はゲーム内通貨で行い、現実の通貨に換算しておよそ10ドル（USD）程度となる予定です 

11月20日時点でRiot ID変更に使用できるゲーム内通貨は、LoLのライアットポイント（RP）とレジェンド・オブ・ルーンテラのコインのみとなります。今後、VALORANTポイント（VP）、ワイルドコア、TFTコインでもRiot IDの変更ができるよう、各タイトルの技術チームが作業中です。使用できるゲーム内通貨が限られていることは理想的な状況とは言えませんが、Riot IDへの移行をスムーズに完了できるよう、今後数ヶ月の間に無料のRiot ID変更権を追加でお渡しする予定です。

各タイトルでのゲーム内通貨による変更権購入が有効になった際、および無料の変更権付与が行われた際は、SNSの公式アカウントにてお知らせします。 

詳細については、サモナー名とRiot IDのプレイヤーサポート記事をご覧ください。