今月16日に開幕するVCT AMERICAS 2024 KICK-OFFに出場するEvil Geniusesですが、同チームに所属するDerrekが今大会に向けた意気込みをStrafe Esportsのインタビューで語りました。以下、記事から抜粋したコメントを引用しています。
チームに加入した経緯、そして2024年への意気込みを教えてください。
加入が決まったのはつい最近です。クリスマスの数日後にオファーが来ました。それ以来、メンバー全員で共に練習を重ね、息もあってきたと思います。supamenとは以前にプレイしたことがありますし、Jawgemoも良くランクをプレイした仲です。上手く噛み合っていると思います。
TwitterでもLoLのARAMをプレイしていた朝6時に、potterからメッセージが届いたと仰ってましたね。
そうですね(笑)。
After my 2023 season I accepted that I'd have to prove my worth as a player through T2. I truly believed that I didn't deserve a starting spot on any T1 team, but one day I got a DM from potter at 6AM while playing ARAM's asking if I could scrim in a few hours. One coldbrew and a… https://t.co/IW1rkQP2JQ
— EG Derrek (@DerrekOW) January 26, 2024
ギリギリのプロジェクトだったと仰っていましたが、チームとしての目標を教えてください。
Evil Geniusesが2023年の世界王者に輝いたことは皆さんご存じだと思います。当初は誰もが彼らを疑っていましたが、成し遂げてしまいました。だからこそ、今年優勝することができなかったら、失望を与えてしまうといいますか、チームの名前に泥を塗ることになってしまいます。
しかし、新たなロスターとして私が望むことは、常にベストを尽くし、自信を持ってプレイすることです。2023年の自分にはそれが足りなかったと思いますが、新しいメンバーと共にすることで、選手としてそれが取り戻せたかのような気がします。今年はとにかく良いプレイがしたいです。
今年はレギュラーシーズン含め全体的にスケジュールが長くなりました。昨年に比べてどう思われますか?
他の選手たちも苦言を呈していますが、私もその一部の意見には賛同します。KICK-OFFからMadridへの出場チームを決めることはどうかと思います。スケジュールの問題もあったかと思いますが、KICK-OFFではなく通常のレギュラーシーズンを行い、そこからMastersに繋がる形がよかったのかなと思います。
しょうがないのかもしれませんが、2回のレギュラーシーズンでそれぞれ5試合はあまりにも少なすぎると思います。
では、レギュラーシーズンを3回行うのはいかがでしょうか?
そうですね。まずはKICK-OFFは廃止すべきだと思います。昨年のように10~11試合を行い、Masters Madridへの出場チームを決定します。そして、1~2週間の休みを挟み、もう一度10~11試合のレギュラーシーズンを行う形はいかがでしょうか。時間の問題があれば、昨年同様にスーパーウィーク(試合数が多い週)を2回行うなどして、短縮すればいいと思います。
そうすれば、もしチームが上手くいかなかったとしても、試合数が多いため少しでも長く戦うことができます。大敗したとしても、1年で13~14敗ほどでしょう。しかししょうがないと思います。
League of Legendsの形式は同じくレギュラーシーズンが2回ですが、1回大敗したとしても、まだ巻き返せますよね。
その通りです。
Evil Geniusesは昨年王者のため、グループCのシード権を手に入れました。プレイオフには1勝で進むことができます。G2 Esports、KRÜ Esportsと同じグループですが、いかがでしょうか?
昨年の結果からシード権を得られたことは、非常に恵まれていると思います。正直なところ、昨年とロスターが別物なので、シードを貰うに値するとは思いません。しかし、もしそれがなかったらなかったで、批判はあったと思います。
また、KRÜ Esportsとはあまり対戦したことがありません。スクリムのスコアも見たことがないため何とも言えませんが、堅実な強さを持ったチームだと思います。G2 Esportsは少しだけ対戦したことがありますが、良いチームです。ただ、誰がエースプレイヤーになるかがカギだと思います。
1回戦不戦勝のシードはメリットもありますが、1回戦で勝利したチームと2回戦で戦います。そのため、相手は勢いを持っているのです。それについてどう考えていますか?
昨年のインターナショナルリーグでプレイしているのは、Jawgemoと私だけです。そのため、他の3人にはまずはメンタルを植え付ける必要があります。もちろん、彼らもオフラインの経験はあるため、大丈夫だとは思います。
supamenはクロスファイア出身で、世界大会にも出場していました。彼はクロスファイアではレジェンド級の選手でした。NaturEは100 Thievesのスタンドインとして、昨年にオフラインに出場していました。Apothは経験は少ないですが、彼のプレイを見ているとすぐにそのメンタルが付くと感じています。
仰られたように、Tier 1でプレイしたことがあるのは2人だけです。チーム内での役割はどうなっているのでしょうか。IGLはNaturEで、あなたはリーダーとしてセカンドコーラーを担うことになるのでしょうか?
そうですね。
セカンドコーラーとしては具体的に何をするのでしょうか?
イニシエーターを基本的に担いますが、それに加えて立ち回りなどの指示を出します。100 Thievesでやっていたように、アビリティを使って選手をサポートします。
他メンバーの役割を教えてください。
Jawgemoがデュエリストを担当します。私がイニシエーターで、supamenがコントローラーです。しかし、supamen、NaturE、Apothの3人は役割が少し重なります。つまり、今は絶賛調整中となります。固まりつつはありますが、まだお話しできません、とだけ言っておきます。
Derrek選手が有名になったのは、Riseに加入してからです。その加入が大きなきっかけとなったと話していました。選手としてのモチベーションやその原動力となるものを教えてください。
カリフォルニアで生活するための生活費を稼ぐことでしょうか?それを除いては、ただトップを目指したいといった情熱だけです。いとこたちとマリオカートで遊ぶ時、Counter Strike、League of Legendsをプレイする時も、常に全力を尽くしていました。
単にゲームが上達したいといった理由から、ひたすら努力していました。それをないがしろにすると、時間の無駄と思ったからです。もちろん、リラックスするため、楽しむためにカジュアルなゲームをすることもありますが、私は負けず嫌いな性格で、ただ1番になりたい人間でした。そのため、今シーズンをはじめ、できるだけ多くリーグに出場し、ベストを尽くしたいと思っています。それが私の原動力です。
ありがとうございます。Riseではsupamen選手とプレイされていました。再会してみていかがでしょうか。
久々に彼とプレイした時、まるで2~3年前に戻ったような気分で、2年間離れていたとは思えませんでした。すぐに馴染み、今は一緒にプレイしていてとても楽しいです。
NaturE、potterと同じチームになるのは初めてだと思いますが、印象はいかがでしょうか。
NaturEのことは詳しくは分かりませんでした。Gen.G、TSM、100 Thievesでプレイしていたことは知っていますが、彼には注目したことがなかったですね。しかし、一緒にプレイしてみて、彼のIGLが本当に好きになりました。テンポを上げる時、または下げる時など試合の流れを理解しています。彼は本当に優秀なIGLだと思います。
potterは元々EGの選手で、その後にコーチに転身したことは知っていました。彼女は昨年世界王者に導いたばかりです。良いところしかありません。チームに多くのことをもたらしてくれます。これから数週間、彼女に更にチームをかき混ぜてもらうでしょう。
サイファーの強化、キルジョイの弱体化などセンチネルの調整、そしてスカイの弱体化がありました。今パッチの印象について教えてください。
キルジョイはちょっと弱体化されすぎたと感じますが、開発陣はただ「もっとサイファーをプレイしてほしい」と思っているだけだと思います。トラップワイヤーの変更については強化しすぎだと感じましたが、数日過ぎると従来のただのトラップワイヤーに見えてきました。壊してさえしまえば、カメラとケージをもったただのエージェントです。大きく変わったとは言えないでしょう。
スカイに関してはかなり弱体化されましたが、今後は別のプレイスタイルが模索されていくと思います。ただ鳥を飛ばすだけでなく、もっと考えて発動する必要があります。例えば、今まではバインドのBロングで無料で敵の情報を得ることができましたが、これからはそれが容易にできません。その情報が本当に欲しい時に取りを飛ばす必要があります。しかし、今でもまだ使えなくはないと思います。まだ数週間ありますので、各チームで模索していくでしょう。
マッププールについてはいかがでしょうか?ヘイヴンが削除され、ロータスのリワーク、そしてアイスボックスが戻ってきました。チーム的には満足いく変更でしたか?
Jawgemoを始めチームメンバーは柔軟性が高いため、何でも対応できると思います。そのため、私たちにとっては有利となるでしょう。個人的にはヘイヴンが無くなるのは少し寂しいですね。ランクで一番好きなマップでした。
最後の質問です。ファンに向けて一言お願いいたします。
ファンの皆さん、私たちは2023年のロスターではありません。しかし、potterとJawgemoは限られた状況の中で、最善なロスターを作ってくれました。2024年は昨年のレベルを超えられるよう、ベストを尽くします。
そして100 Thieves時代から私を応援してくれたファンの皆さん、本当にありがとうございます。今年もインターナショナルリーグでプレイできるとは思っていませんでした。昨年より自信を持ったプレイをお見せするので、応援よろしくお願いいたします。
EGスキンの代わりにDemon1のスキン出ねぇかな
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