インドネシアを拠点に活動するeスポーツチームのAlter Egoは先日、VALORANT部門を解散することを発表しましたが、その背景をCEOのDelwyn Sukamto氏がVALO2ASIAのインタビューで語りました。
Alter EgoはCS2やDota 2、PUBG Mobileといった多数の人気タイトルを展開し、SNSの総フォロワー数は約190万人を誇るインドネシアの大手チームの1つです。VALORANTには2020年から参入し、Lmemore、xffero(当時の選手名はTehbotol)、BerserX、adrnking、deLb、Kushyといった多数の実力派選手を輩出。インドネシアや東南アジアのチャレンジャーズリーグでは常に上位を維持し、過去5年間の賞金獲得総額は17.8万ドル(約2,500万円)に登ります。
しかし、今月21日にVALORANT部門の解散を発表。SNSではファンから多数の悲しみの声が寄せられました。先日行われたVALORANT Challengers 2025 SEA Split 2ではグループステージ4位に終わり、惜しくもプレイオフ進出には届きませんでしたが、その敗退が今回の決断に踏み切る要因とCEOのDelwyn Sukamto氏はインタビューで語りました。
「なぜVALORANT部門を解散したのかって?それはもう、インターナショナルリーグ(VCT)の出場権を得るチャンスがあまりにも遠すぎるからです。Split 2でプレイオフに進めなかった時点で、今年はもうほぼ不可能となりました。」
また、もう1つの要因としてTier 2シーン全体が抱える構造的な問題を挙げました。現在、東南アジアの競技シーンは配信プラットフォームのSOOPと独占契約を結び、YouTubeやTwitchといったサービスでの配信を禁止していますが、視聴者数の減少が大きな理由だったと話します。
「正直に言って、今のTier 2はめちゃくちゃです。信じられますか?Tier 1じゃなくてTier 2の放映権が売られているのです。本当に意味が分かりません。しかも、SOOPでの視聴を強制しています。いったい誰がSOOPで見るのでしょうか。これまで、インドネシアでは1万人~2万人が観戦していたのに、今では数百人しか見ていません。この状況でVALORANT部門を続ける意味ってありますか?宣伝効果もないし、SOOPからお金をもらえるわけでもありません。
Tier 2への辛らつな言葉を述べる中、Delwyn Sukamto氏はインタビューの最後には「VALORANT部門を応援してくれた皆さん、これまで本当にありがとうございました。今回はタイミングが悪かっただけかもしれません。私たちは何年も挑戦してきました。しかし、来年また戻ってきて、挑戦する可能性はあります」と述べ、改善次第ではシーンに復帰する可能性を示唆しました。



コメント