インドネシアを拠点に活動するeスポーツチームのAlter Egoは5月21日、VALORANT部門を解散することを発表しました。SNSの総フォロワー数は約190万人を誇り、VALORANTの競技シーンには2020年から参戦していたインドネシアの最大手チームの1つがシーンから撤退します。Alter Egoの撤退により、東南アジアのチャレンジャーズリーグからインドネシアのチームは0となりました(RRQのアカデミーを除く)。

Alter Egoは、CS2やDota 2、PUBG Mobileといった多数の人気タイトルを展開してきたインドネシア発のeスポーツチームです。VALORANTには2020年から参入し、Lmemore、xffero(当時の選手名はTehbotol)、BerserX、adrnking、deLb、Kushyといった多数の実力派選手を輩出。インドネシアや東南アジアのチャレンジャーズリーグでは常に上位を維持し、過去5年間の賞金獲得総額は17.8万ドル(約2,500万円)に登ります。

今回の発表を受け、XやRedditではインドネシアのファンから悲しみの声が寄せられており、特にRedditでは「東南アジアのTier 2を破壊したRiot Gamesに感謝します」といった投稿まで立てられる事態となっています。

これまで東南アジアではインドネシアやフィリピン、タイ、ベトナムなど各国でチャレンジャーズリーグが行われてきましたが、今年から東南アジアリーグとして1つに合併したことで多数のチームが撤退。また、配信プラットフォームのSOOPと独占契約を結び、YouTubeやTwitchといったサービスでの配信を禁止したことで、視聴者数が大幅に減少しました。

Reddit上のあるユーザーは「SOOPは基本的に韓国の視聴者しか対象にしていない。そのため、視聴者数が大幅に減少し、多くのチームが撤退した。配信の質も下がり、東南アジアの若手選手の育成環境も急速に悪化している。Riot Gamesは韓国を優遇している」と苦言を呈し、Xではパシフィックリーグの責任者であるJake Sin氏にヘイトが集まるなど、SNSでは悲惨なTier 2の現状を嘆く声が多数集まっています。

パシフィックリーグではRex Regum Qeon、BOOM Esportsが躍進を見せる中、苦境に立たされる東南アジアリーグですが、今後どういった対策が取られるでしょうか。VALORANT Challengers 2025 Southeast Asia Split 3は今年6月~7月ごろに開催予定です。

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