カナダ・トロントで開催中のVCT 2025 Masters Torontoのプレイオフ初戦でGen.Gに敗れるも、ローワーブラケットでRex Regum Qeon、Sentinelsを破りトップ4入りを果たしたFNATICですが、キャプテンのBoasterが今大会にかける思いをHotspawnのインタビューで語りました。

今日はAlfajerが絶好調でした。彼は朝食に一体何を食べたんでしょうか?

彼が何を食べたのか覚えていませんが、おそらく「勝利の朝食」だったと思います。

試合を振り返ってみていかがですか?

サンセットでは出だしが少し遅かったと思います。Wolves EsportsとPaper Rexの両チームともサンセットが得意のため、グランドファイナルに進みたいなら、早急に上達しなければいけません。戦えるレベルまで仕上げる必要があります。

しかし、アセントはかなり良かったと思いますし、アイスボックスも実はかなり良い感じでした。運の悪いラウンドもありましたが、逆にラッキーなラウンドもあったので、全体的には修正が必要です。Chronicleがセージを担当しましたが、防衛でのオーブのタイミングを改善する必要があると思いました。それを改善すれば、上手くいくと思っています。

kaajak選手は食中毒に苦しんでいるとXに投稿されていました。体調はどうですか?

私たちはいつも「空腹度の確認」をしているのですが、朝の彼は60%でした。2マップ目が終わった後、かなりお腹が空いてエネルギーが切れかかっていたようですが、それでも頑張ってくれました。小さなサンドイッチをあげたら、何とか持ち直してくれ、Alfajerと一緒にアイスボックスではチームを引っ張ってくれました。本当に誇りに思っています。

会場は観客とステージの距離が近く、ラウンドの合間には観客と交流する選手も見られました。そうした雰囲気について、どう感じていますか?

面白いと思います。観客が配信映像を見られるのかは分かりませんが、おそらく私たちの画面は見えてるのかなと思います。会場はすごく雰囲気があり、興奮と歓声でモッシュピットに包まれたような気持ちになります。ラウンドで勝利するたびに、ちょっとしたパフォーマンスを見せたりして、それがまた楽しいです。すごく良いと思います。しかし、めちゃくちゃ暑いです。初日は特に暑く、扇風機を買ったり、ショートパンツを履いたりして対策しました。

髪も切られてましたね。

髪もバッサリ切りました。「Spoozy Buff」です。VCT EMEAにはSpoozyというメイク担当がおり、彼女が手伝ってくれました。

配信では「Sentinelsはアイスボックスの最後でメンタルが崩れていたように見えた」とキャスターから言われていましたが、実際に対戦してみてそう感じましたか?

そう感じました。Sentinelsは攻めで7ラウンドを取得し好調でしたが、後半で私たちがピストルラウンドを取り、その後7-7に追いつきました。しかし、防衛側で7-7というのはかなり苦しい状況です。

しかし、マップコントロールがうまくできたと思います。ファーストピックも取れていましたし、Alfajerが暴れていました。また、Bサイトへのフェイクもラッキーでした。相手がAサイトにナイフを投げてきたので、とっさにB挟みに切り替えたのです。そして、Alfajerがビーストモードに入っていました。そのため、自分のコールが完璧じゃなかったとしても、そうやって試合を引っ張ってくれる選手たちがいてくれるのは、本当にありがたいことです。

「第1シードの呪い」についてはどう思いますか?

言い訳はしたくないですが、初めてのステージで完全にウォームアップできてない状態で試合に臨むのは、やっぱり難しいです。また、2回連続で対戦相手を選ぶことができず、いきなりGen.Gと当たるハメになったのも運が悪いです。この際、完全ランダムにした方がEMEAにとっては良いかもしれません。

しかし、それが競技というものです。文句を言っても仕方ないですし、適応していくしかありません。もし、それがローワーブラケットを勝ち抜くために繋がるのであれば、それでいいのです。おかげで今回の大会ではパールをプレイすることになると思いますので、注目していてください。

ベスト4の中で、どのチームが優勝候補になると予想していますか?

アッパーファイナルのPaper Rex vs Wolves Esportsは非常に良い試合になると思っています。アグレッシブ対アグレッシブ、エイム対エイム、そこに少し戦術要素も加わったような対決になると思うので、どうなるのか楽しみです。

一方、ローワーブラケットにはG2 EsportsとFNATICがいます。どちらも地域リーグで優勝したチームですし、G2は常に安定した結果を出していますし、valynは素晴らしいIGLです。

私たちFNATICは過去にタイトルを取っていますし、また勝てると思っています。私たちはまさに「ローワーブラケットを這い上がって勢いをつけていくタイプのチーム」です。お互いのプレイスタイルや仲間を信頼し合い、ゲームを楽しめているからこそ、それができると思います。

SiuFatBB選手は今大会でスーパースターのような存在になりました。彼は良いバイブスでチームを引っ張るIGLという点で、Boaster選手と似ている部分があります。彼の躍進をどう見ていますか?

彼は本当に良い存在感を持つ選手だと思います。ホテルで会ったときも非常に礼儀正しい人でした。彼はIGLですし、私の大ファンということも知っていましたので、到着したときに話しかけに行きました。しかし、彼は「キルを取れるタイプのIGL」です。

彼との関係は4〜5年前に遡ります。初期の彼はZmjjKKのようにひたすら努力していました。当時、私は彼の配信で「今のプレイ惜しかったね」みたいなコメントを送りました。彼はジェットでオペレーターを使っていて、当時の私と全く同じでした。ちなみに、彼は今でもそのことを覚えており、今回会場で出会った際に「ユニフォーム交換してもらえますか?」と話しかけてくれました。

彼は本当に私の大ファンで、私自身も私を慕ってくれるIGLは心から尊敬します。私自身、昔のCS:GO時代に他のIGLに憧れの目を向けていたので、その気持ちをすごくよく分かります。彼は本当に良いバイブスを持ってる選手です。

FNATICは2023年の世界制覇の影を引きずっているようにも見えます。今のメンバー、このチームで、もう一度世界大会を制することはどれほど重要でしょうか?

面白い話ですが、2023年に東京で優勝した後、Alfajerが「もう飽きた」と言っていました(笑)。そのあと、Championsでは敗れ、2024年に入ってからはローワーブラケットを這い上がるような状況が続いてます。だからこそ、今では大会に出場できるだけでもありがたいと感じています。トロフィーを取れないとき、自分以外のチームが優勝しているのを見ていると、本当に謙虚な気持ちになります。

私は決勝戦を必ず観戦し、自分のモチベーションにしています。他のチームが優勝してるのを見て「俺もまた勝ちたい」と思える限り、自分はまだ頑張れるし、努力し続けます。しかし、正直自分がこのシーンにどれだけ長くいられるのか分からないです。だからこそ、できる限りのことをして、今いる仲間たちと一緒にもう一度優勝を目指したいのです。そして、その先のことはそれから考えようかなと思っています。

今は1試合1試合に集中しています。もう一度優勝することができたら、それは本当に嬉しいことですね。mini(元ヘッドコーチ)や過去の仲間がいなくても、勝てることを証明したいです。それが、私にとって本当に大きな意味を持つと思います。

9 コメント

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  1. コイツ本当になんか欠点ないんか?
    著しく口が臭いとかあってくれ

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    1. 白人だから多分腋臭や

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  2. こんなん読んだらfnatic応援しちまうよ

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  3. 良くも悪くもFNATICはBoasterのチームだから外れるなら引退する時だろうという確信がある
    もう一花咲かせてくれ

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  4. かっこよすぎだろ

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  5. VALORANTを象徴する選手の一人だ。

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  6. leoが見れないのは残念だけど、それと同じくらいcrashiesのいるfncが優勝するのがみたいんだよな

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  7. 箸の持ち方がめっちゃ変ぐらいしないと釣り合わない人間性

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  8. あまりにもカッコ良すぎる

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