100 Thieves、Boostioと契約終了を発表

北米を拠点に活動するeスポーツチームの100 Thievesは10月23日、VALORANT部門に所属するBoostioと契約を終了したことを発表しました。2年近くチームを率いてきたキャプテンが正式にチームから離れます。

Forever a legend in the Halls of 100 Thieves.

Thank you, @Boostio pic.twitter.com/kKppoK1Y4W
— 100 Thieves VALORANT (@100T_VAL) October 22, 2025

現在24歳のBoostioは、2018年にOverwatchの競技シーンに参入。コンテンダーズなどでプレイした後、2020年にVALORANTへの移行を表明しました。翌年9月に加入したEvil Geniusesでは加入当初は国内予選敗退など苦しい時期を経験しましたが、2023年にはVCT AMERICAS 2023では3位入賞を果たし、VCT 2023 Masters Tokyoで準優勝、そしてVALORANT Champions 2023では見事優勝を飾りました。

しかし、優勝直後に50%の減給、チームスタッフの大量解雇、他チームから届いたオファーをチーム側が拒否したといった悪評が流れ、シーズン終了後にはEthan、Demon1がNRG、C0MがLeviatánへ移籍するなど選手の離脱が相次ぎ、Boostioは100 Thievesへ移籍を発表。Boostioは移籍先でキャプテンに就任し、2024年シーズンはVCT AMERICAS 2024 Stage 1で優勝、VCT 2024 Masters Shanghaiでは4位といった結果を収めました。

今年度のVCT AMERICAS 2025ではKICK-OFFで最下位、Stage 1では6位と苦しいスタートを切るも、EWC 2025 NAで準優勝を達成。しかし、サウジアラビアで行われた本戦では最下位で敗退となり、Boostioは大会終了後にベンチ入りが発表され、今回契約が終了する運びとなりました。Boostioが脱退した100 Thievesのロスターは以下になります。先日にはKess、ヘッドコーチのZikzと契約を終了、Asuna、Cryocells、ZanderがLFTを表明するなど、eeiuを残し再編成を進める100 Thievesですが、来シーズンの動向に注目が集まります。