ヘイヴンにおける2つのパターンのトキシックスクリーンについて、SNSで議論が勃発しています。発端は、AcendやGlobal Esportsでコーチを務めたElevatedが投降した以下のポスト。ヘイヴンのBサイトからCサイトにまたがる2つのトキシックスクリーンのスクリーンショットを上げ、以下のようなコメントを残しました。

「なぜ1の壁を使うのか理解できません。通常はエコラウンドや、たまに変化をつけるために使われますが、攻撃側にあまりにも多くの自由なスペースを与えてしまいます。なぜ2の壁を使わないのでしょうか。これならロングの進行を牽制できますし、ガレージのスペースをタダで渡すこともなく、ラークポジションを作ることができます。」

それを受けて、Xでは数々のコーチからコメントが集まり、Natus Vincereでヘッドコーチを務めるANGE1は「この質問は、本当のVALORANTの知識を測る非常に良いテストになります。ただValoPlantに絵を描くのが好きなだけのコーチと、アビリティが実際のゲームプレイにどう影響するかを正確に理解している人との違いが一目瞭然です」と辛辣なコメントを述べました。なお、その理由については以下のように説明しています。

「壁1:まず、従来の2パターンのヴァイパーの壁の方がこれよりも遥かに強力だと思いますが、この壁を効果的に運用しているチームも見てきました。この壁の最大の特徴は、ガレージを非常にユニークな方法で守れる点にあります。」

「アタッカーにガレージへの進入を許しつつも、ウィンドウ下のスペースを維持することができ、相手がCスプリット(C挟み)を仕掛けることを困難にします。また、ラウンド中盤にガレージのコントロールを取り戻す際にも活用できます。BサイトとCサイト側の壁に関しては、守り、リテイク、ローテーションにおいて非常にシンプルかつ有効活用できる役割を果たします。」

「壁2:この壁がカバーしている唯一有用なポジションはガレージですが、ガレージは従来の方法でも十分に守ることが可能です。もしガレージを守ることが目的であれば、『Cサイトからウィンドウ』を通る最強のヴァイパーの壁を使えばいいのではないでしょうか。そちらの壁の方が他のあらゆる面で優れていると思います。」

「B側のラインは『安全であるという錯覚』を生むだけです。Aリンクへのローテーションが安全になるわけではありません。もし、そのくぼみでプレイしたい場合、敵にクリアリングを促すような余計なヒントは与えたくないはずです。このポジションの強みは、不意を突くオフアングルです。敵が進行してCリンクを警戒している際、相手が自ら入ってくる形になるのが理想です。またはキルを取った後に離脱できるエージェント(オーメン、ヨル、ウェイレイ、チェンバー)を配置するのが好ましいでしょう。リテイク時においても、防衛側が露出してしまうポジションを一つ増やしているだけに過ぎません。」

「C側のラインはおそらく最悪です。カーテンが開くまでの遅延があるため、Cロングのくぼみはこの壁を活かすには信用ならないポジションとなります。最も重要な点は、アタッカー側が身を晒すことなく、かつ重要な情報を一切与えずにカーテンが切れるのをただ待ててしまうという点です。一生に一度あるかないかのレベルで解除に役立つ場面はあるかもしれませんが、現在のメタにおいて解決すべき課題は、サイト内をクリアリングすることです。」

一方で、Paper Rexのアシスタントコーチを務めるWendlerは「どちらの壁も嫌い」と2つのパターンのトキシックスクリーンに否定的なコメントを残しました。しかし、メタや時代とともに作戦が変化してきた歴史や、使用するチームにより左右される面を踏まえると、何も考えずに批判することは良くないと指摘し、以下のコメントを残しました。

「文脈を踏まえると、私はどちらの壁も嫌いです。ただ、Elevatedを『理論的すぎる』と叩く一方で、批判するためにヴァイパーの壁に関する歴史をねじ曲げて語っているのは、違和感を覚えます。実際、この1年間多くのチームがGen.Gのセットアップをコピーする光景を目にしてきました。実質的にt3xtureのオペレーター運用を前提としたセットアップにもかかわらず、現在も真似され続けています。」

「その一方で、歴史的にはあり得ない『ヴァイパーはブリーチやソーヴァに弱い』といったツイートが出回っていますが、歴史上、一度たりともありません。また、複数のマップにおいて比較的単純なヴァイパーのセットアップを運用するチームもVCTには存在します。それらはゲームセンスがあれば、AかBかを判別することが極めて容易です。しかし、それでも優勝しているチームがあるのは、結局のところ『実行力』が差を生むからです。」

「結論として、どちらの壁も質が低いことに変わりはありません。唯一、片方の壁が許容されるとすれば、それはAサイトでヴァイパーのアルティメットを使用したいラウンドだけでしょう。」

様々な意見が集まる2つのパターンですが、G2 Gozenでコーチを務めるjtayは「この2つの壁はどちらも最悪ということに同意できない?そういう人は素直にG2かGen.Gの壁を使うべきだと思います。なぜ、どちらを選んでも、最悪な二択になるような議論をしているのか分かりません」と述べ、現在スタンダードとなっているGen.GのAロング・Aショート・Bミッドをカバーする壁と、G2 EsportsのCの中心からウィンドウをカバーする壁の2つと提案しました。

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