「TSM」からWARDELLが脱退

カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動するeスポーツチーム「TSM」のVALORANT部門より、WARDELLが脱退したことがチームの公式Twitterから発表されています。

今日、私たちは相互同意の下、WARDELLが脱退したことをお知らせします。彼はチームの他の選手と共にテキサスに移動しないことに決定し、脱退を選択しました。

Matt (WARDELL) はTSMのVALORANT部門設立当初から重要な役割を担ってきました。彼の今後の活躍を願っています。

Today, we mutually parted ways with @WARDELL416.

He's decided not to move to Texas with the rest of the team and has therefore chosen to step down.

Matt has been an important part of TSM from the beginning, and we wish him nothing but success in his future endeavors. pic.twitter.com/6NUheMRtWi

— TSM FTX (@TSM) March 23, 2022

2020年5月、TSMのVALORANT部門設立に伴い加入したWARDELLは、FaZe Clan Invitational、T1 x Nerd Street Gamers Showdownなど、競技シーン黎明期より大会連覇に大きく貢献。同年末に開催されたRiot Games主催の初公式大会First Strke North Americaでは準優勝を収めています。

しかし、VALORANT Champios Tour 2021開幕以降、チームの成績は大きく低迷。Brax、reltuC、drone、bang、hazedがラインナップから離脱し、度重なるメンバー変更を繰り返しますが、予選にさえ突破できない日々が続き、Masters、Champions出場には届きませんでした。

今年1月にはCorey、Rossyを迎え入れVALORANT Champions Tour 2022へ向けた新ラインナップを発表しましたが、オープン予選で2回続けて敗退し、Challengers出場に届きませんでした。

そして敗退から翌日、TSMは「私たちが求めた結果ではない」と声明を公開。練習や仕事に対する倫理観、チームワークの向上を目指し、VALORANT部門のメンバーをオースティン (テキサスの州都) へ移動させ、可能な限り出場可能な大会へ全て参加することを発表しました。

今回WARDELLが脱退したことで、ラインナップ、役割の変更は避けられないTSMですが、WARDELLの後任である新たなオペレーター使い獲得に向けどう行動を取るか注目が集まります。

現在のTSMのラインナップは以下になります。

•  Yassine "Subroza" Taoufik
•  Aleko "LeviathanAG" Gabuniya
•  Corey "Corey" Nigra
•  Daniel "Rossy" Abedrabbo
•  Preston "Juv3nile" Dornon (ヘッドコーチ)
•  Andrew "aRubyz" Seewer (ヘッドコーチ)
•  Austin "Apex" Copeland (アシスタントコーチ)