YouTubeに流れるVALORANTのチート広告のチートファイルに、PCの個人情報を盗むマルウェアが仕組まれていたことが、マルウェアや情報セキュリティの研究を行う韓国企業ASECの報告から明らかになっています。

ASECの調査によると、YouTubeの動画広告に流れるチートツールに個人情報を盗むマルウェア"RedLine"が仕組まれていたことが明らかになっており、広告からチート配布サイトを開き、ダウンロードすることでウイルスに感染する仕組みとなっています。

"RedLine"は、PCに保存される多種多様な個人情報を盗むマルウェアとして知られており、PCのユーザー名やパスワードの他、下記のような情報を感染したPCから盗み出す極悪ツール。チートをインストールするユーザーをターゲットにウイルスが仕組まれています。

  • PCのユーザー名、IPアドレス、システム情報
  • ブラウザのパスワード、クレジットカード情報、ブックマーク、クッキー
  • Steam、Discord、MinecraftなどソフトウェアのID、パスワード

ASECがマルウェアを発見したチート広告は、敵を自動照準するエイムボットですが、このチートツールは大手チート開発者が開発したものではなく、他者から転載した動画を広告として流していると見られており、マルウェアを仕組む目的でYouTube上に広告を流していたと同社は指摘しています。

VALORANTに導入されるアンチチートツール"Vanguard"は、カーネル下に設置する強固なアンチチートツールだが、チート開発者とアンチチート部門の戦いはイタチごっこのように続いている

昨年9月にはVALORANTの国際大会"Masters"が開催中にYouTube上でVALORANTのチートを宣伝する広告が流れたことから、開発スタッフやストリーマーが苦言を呈す事態が発生しました。YouTubeは個人や企業含む誰でも広告を流せることが特徴の動画プラットフォームですが、その一方で今回のチート広告のようにモラルやプライバシーにかけた違法な広告が流れることが問題視されています。

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