DRXコーチ「焦る必要はない」、Foxy9ではなくZestを起用した理由を明かす

ブラジル・サンパウロでは現在、世界の強豪32チームが出場するVCT 2023 LOCK//INが開催中。韓国から出場するDRXは1回戦、トルコのBBL Esportsを2-1で下し2回戦進出を果たしました。

DRXは昨年10月、REIGNITEのFoxy9を獲得しロスターを6人に拡大。先日行われたStaxのインタビューでは「Foxy9が99.9%スターティングメンバーとして出場する」と答えコミュニティで話題を集めましたが、15日のBBL Esports戦ではFoxy9ではなくZestが試合に出場しました。

Foxy9ではなくZestを起用した理由について、DRXのヘッドコーチを務めるtermiは「Foxy9がロスターに加入してから彼がスクリムに参加する回数が多くなりました。しかし私たちは昨年のVALORANT Champions 2022で3位に入り、ロスターに欠点は何もないと考えています。安定していますし、一貫性もあります」と記者会見で述べ、昨年時点のメンバーで既に安定しているためメンバーを変える必要はないと答えました。

続けて「新メンバーを迎えるにあたり、まだ焦る必要はないと思っています。Foxy9は大きな可能性を秘めていますが、基礎とチームプレイの訓練にまだまだ時間が必要です。しかし、今後彼は間違いなくDRXの戦力となるだろう」と回答しました。

現在18歳のFoxy9は2020年にVALORANTの競技シーンに参入。2021年11月に日本のeスポーツチームREIGNITEに加入し、VCT 2022 Stage 1ではDetonatioN FocusMe、FENNELを下すなどパワー溢れるジェットのプレイでチームを牽引しました。

昨年10月にはDRXに移籍しインターナショナルリーグに参入。昨年度のオフシーズン中にはDaejeon Valorant Invitational、Gwangju Esports Series Asia、Riot Games ONE Pro Invitationalの3大会に出場し、ジェットのK/Dは1.21、ACSは251、レイナのK/Dは1.31、ACSは256と安定したパフォーマンスを披露しました。

2月15日にBBL Esportsに勝利したDRXは、続く2回戦でアメリカリーグのCloud9と対決。試合は日本時間2月19日午前2時にスタートします。