Cloud9 CEOが"財政難"の噂に反応「スポンサーが厳しい中、運営費を抑えることで現状維持を目指している」

yay、vanityと2人の中心人物と契約を終了し、財政難が囁かれるCloud9ですが、CEOを務めるJack Etienneがコミュニティの噂に反応。「スポンサーが厳しい中、運営費を抑えることで、現状維持を目指している」とコメントし話題を集めています。

yay、vanityと契約を終了したことで、新たに2人の選手獲得が強いられるCloud9ですが、ジャーナリストの報道によると、チームは高額な移籍金を支払うことに消極的な姿勢を見せており、フリーエージェント市場から選手獲得を検討していると先日明らかになっています。

その報道に対しコミュニティでは財政難、資金不足など様々など意見が寄せられている中、Cloud9のCEOを務めるJack EtienneがReddit上で反応。財政面的に問題ないことを指摘する一方で、運営費を抑える方針を取っていることを明らかにしました。

「私たちチームは経済的には素晴らしい状況にあります。しかしスポンサーが厳しい現状、運営費を抑えることで、現状維持を目指しています。私は長期的な視野で計画を立てています。」

Cloud9は昨年、世界大会出場を果たしたVALORANT女性部門を始め、Halo部門、Apex Legends部門を解散するなどチーム全体を縮小することで運用費や人件費を抑える取り組みを実施しています。

しかしここ数ヵ月、同様の取り組みを行ったのはCloud9だけではなく、今年1月には100 Thievesが従業員の6分の1を解雇、昨月にはThe Guardが従業員の大半を解雇するなど大手eスポーツチームが組織全体を縮小する取り組みを見せています。また今年2月にイギリスのeスポーツチームTENSTARが経営難を理由に解散した際は、eスポーツ業界のティア2シーンに懸念を示すコメントを残していました。

先日ブラジル・サンパウロで開催されたVCT 2023 LOCK//INでは1回戦でPaper Rexを2-0で下すも、2回戦で韓国のDRXに1-2で敗れ敗退となったCloud9ですが、来月1日に開幕するVCT AMERICAS 2023では上位入賞を果たし国際大会出場なるでしょうか。今後のロスター発表に注目が集まります。