MaKo「悪い言い方に聞こえるかもしれないが、私はたくさんVALORANTをプレイしてきたわけではない」

韓国では現在、VCT 2023 Masters Tokyo出場をかけたVCT PACIFIC 2023が開催中。先日行われたDetonatioN FocusMe戦では2-0で見事勝利しプレイオフ進出を決めたDRXですが、同チーム所属のMaKoが勝利後の感想をNaverのインタビューで語りました。

DFM戦を終え、見事7連勝を飾りました。試合を終えた感想を教えてください。

2-0という結果で勝利することができ、本当に嬉しいです。個人的にはフラクチャーで上手くいかなかった点もありましたが、2マップ目で挽回することができたので満足しています。

フラクチャーの序盤では少し苦戦しましたが、その後は流れに乗ることができ勝利を収めることができました。シーズン序盤は強豪チームとして期待されていたDFMですが、現在は0勝と不振に陥っています。実際に対戦してみていかがでしたか？

実際に対戦してみて、このような結果になるチームではないと思いました。フラクチャーでは非常に良い戦術を持っていると感じましたが、細かい点でミスが多かったと思います。非常に惜しいチームだと思います。

今シーズン序盤、DRXのライバルはGen.Gだと囁かれていました。しかし現在、Gen.Gは少し下降気味にあります。今のライバルチームを上げるとしたら、どのチームでしょうか？

Paper Rexでしょうか。現在好調で、連勝して2位に浮上しました。しかし、Gen.Gも非常に強力なチームです。勝利の感覚を取り戻すことができたら、また上に上がってくると思います。

MaKo選手は素晴らしいエイムと立ち回りが評価されています。VALORANTが上達する秘訣、ノウハウを教えてください。

悪い言い方に聞こえるかもしれませんが、私はたくさんVALORANTをプレイしてきたわけではありません。その前にプレイしていたゲームがVALORANTと近いシステムで、その経験が活かされていると思います。

そのゲームは7~8年ほどプレイしており、プレイ時間は1万時間を超えていました。その経験が今のプレイに繋がっています。最近はランクもたくさんプレイしているので、更にVALORANTが上達すると思います。ゲーム理解度もどんどん向上しています。

プロゲーマーになったきっかけを教えてください。

小学生の頃からプロゲーマーになりたい気持ちがありました。しかしその後は何も考えずにゲームをプレイするカジュアルゲーマーで、高校を卒業した後は一般企業に就職しました。しかし思ったよりキツい会社で、体調を崩しました。

そこで、ゲームをやろうと思いました。ちょうどそのタイミングでVALORANTがリリースされたため、少しプレイしてみようと思いました。当初はプロを目指すつもりはなく、友達と楽しくプレイしていたら、プロからオファーが来たのです。そして今に至ります。

もともとFPSが得意だったのでしょうか？

子供のころからFPSを重点的にプレイしていました。他のゲームもプレイしましたが、やっぱり一番好きなゲームはFPSでした。

一般的なユーザーの中で見たら上手な方で、プロレベルと言われるとそうでもないと思っていましたが、いざプロになると、たくさんの方から良い評価を頂きました。自分でも驚いています。

VALORANTのeスポーツシーンは今後どのように成長していくと思いますか？

同じくRiot Gamesが展開する、League of Legendsでの失敗を踏まえながら、同じ道のりを歩んでいくと思います。LoLもリリースから2年で世界的にヒットしました。VALORANTも3年目ですが、同じ流れを辿ると思います。

個人的な希望としては、VALORANTはLoLより優れているゲームだと思いますので、今も十分盛り上がっていますが、今後更に発展していくことを願っています。

VALORANTを知らない方にもっと大会を見てほしいと営業をするとしたら、どのように声をかけますか？

VALORANTは他のFPSと違って、スキルが存在します。スキル1つで戦術の組み合わせが10、20と無数に生み出すことができます。そのため、4人対5人、3人対5人の状況でも、勝利することができる可能性があるのです。

予測できないことがこのゲームの醍醐味です。その面白さを知ると、どんどん深く、ハマっていくでしょう。

最後にファンに一言お願いいたします。

いつも遠方から応援に来て下さり、本当にありがとうございます。私の性格上、十分に対応できず申し訳ございません。

試合が終了するのが夜遅くになり、最後の電車に乗り遅れる心配もある中、皆さんが応援して下さることは本当に励みになります。帰宅の際は、十分に気を付けてお帰りください。

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