Riot Gamesは12月11日、今年度のVALORANTにおけるチート対策の取り組みを公開しました。VALORANTのアンチチートマネージャーを務めるMatt “K3o” Paolettiが公式記事で長年問題視されてきたDMA(ダイレクトメモリアクセス)に関する進捗やSNSで拡散されるチート動画などについて語りました。

こんにちは、Matt “K3o” Paolettiです。VALORANTのアンチチートチームを代表して、チート利用者からゲームを守る最新の方法についてお伝えします。

私たちのチームは常に、コンペティティブとeスポーツの両方において競技の公正さを維持することに専念しています。詳しくは下記にて説明しますが、これにはチートとチート対策のいわゆる“拡大競争”に勝利することも含まれます。

概要

  • アクセス禁止の件数は安定しており、ほとんどは予防的に実行されたものでした。
  • チート開発者たちはSNSでツールを宣伝し、新規ユーザーを獲得しようとしています。
  • アンチチートチームは新たなチート手法を分析し、こうしたチートの効果を減殺するためにVanguardで独自の技術を開発しました。
  • 多様なリスクファクターに直面するプレイヤーの皆さんにもう一層の安全対策を提供するため、「VAN:RESTRICTION」の提供を開始します。

アクセス禁止

Vanguardを回避しようとするチート利用者の技術はますます高度化していますが、全体的なアクセス禁止の件数は安定しています。以下の表は、VALORANTのプレイヤーIDに対するアクセス禁止の件数をハードウェア、マニュアル、そして自動検出システムによるアクセス禁止の種類別に分類したデータです。

アクセスを禁止されたアカウントの大半は、依然として常習者や同一PC上で複数アカウントを使うチート利用者です。こうしたチート利用者をゲームのエコシステムから永久に追放するため、引き続き力を注いでいきます。

SNSとチート

皆さんの中には、SNSでVALORANT用の“検出不可能なチート”を宣伝または生配信するコンテンツを見たことがある人もいると思います。そうしたツールは酷いチート行為をしているにも関わらず、検出されないことを売りにしています。Vanguardならそうした明らかなチートは検出されるはずなのに、なぜこういったコンテンツは処罰されずに配信を続けていられるのでしょう?

それは、実際にはそうした“生配信”の圧倒的多数は、事前に録画されたものだからです。チート開発者はSNSで閲覧回数を稼いで人々をミスリードし、ツールを売りつけようとしています。こうしたチートは速やかに禁止されますが、ゲームプレイを録画する程度の時間はあり、その録画を繰り返し宣伝に使っているのです。騙された人はこのような動画を額面通りに受け取ってしまい、チートツールを購入して、一瞬だけ勝った気分になった後すぐにアカウントを停止されます。その頃にはチート開発者は代金を手に入れ、残念ながら購入者に返金はありません。

“拡大競争”に勝つために

Vanguardの防止策が強力であるがゆえに、チート利用者はこれを出し抜くために日々新奇な手法を編み出しています。私たちがVALORANTのチートコミュニティーで発見した手法の中でも高度なものには、ダイレクトメモリアクセス(DMA)を使用してメモリを別のデバイスに送信し、Vanguardを回避するというものがありました。

以下は、この手法を使用した例です。

このようなデバイスがVALORANTで有効に機能することを防ぐため、私たちは“ベストインクラス”と自負する技術を開発し、配備してきました。

こうしたチートの使用を試みる者の多くは、コンペティティブの最高ランク帯に特に集中しています。公正さが最も重んじられる場で最新のセキュリティを機能させるべく、さらに対応を進めていきます。

セキュリティー執行プロトコル

アンチチートチームは「VAN:RESTRICTION」システムの提供を開始し、様々なリスクファクターに直面しているとみられるプレイヤーに追加のセキュリティー対策を要請します。

チート利用者が防止策を回避してゲームに悪影響を及ぼそうとする行為の多くは、PCの一般的なセキュリティー機能を使って防止できます。様々な行動検出システムが疑わしい行為を特定し、該当するプレイヤーには競技の公正さを確保するために必要なデバイスの変更に関する警告が送信されます。

上記の措置はペナルティーではなく、警告を受けたプレイヤーには私たちが定めた規範を遵守することが求められます。詳細についてはこちらをご覧ください。問題が解消しない場合は、プレイヤーサポートまでご連絡ください。

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