今月初めにRiot Gamesからインターナショナルリーグ除名処分が発表され、先日にはCS2部門のコーチR6S部門の所属選手から給与未払いが告発されたシンガポールのBleed Esportsですが、2023年11月に運営会社の法人登録が抹消されていたことが明らかになりました。

東南アジアシーンに精通するジャーナリストのTanmay氏の調査によると、2023年11月にBleed Esportsの運営会社はシンガポールの会計企業規制庁(ACRA)から法人登録が抹消されていることが判明。これまでの約1年間、事実上企業として運営されておらず、法律を不遵守し、長期間にわたり活動停止状態にあったことを意味しています。

Bleed Esportsは2021年に設立されたシンガポールのeスポーツチーム。当時5,080万ドル(当時のレートで約65億円)の資金調達に成功したことで話題を集め、その豊富な資金で海外選手やコーチの獲得を行ってきました。2021年にはドイツでプレイしていたLEGIJAをVALORANT部門のコーチとして招集し、昨年にはOpTic Gamingで世界大会優勝を経験したyayと契約を結びました

チーム設立を遡ると、2021年にシンガポールの浄水メーカーのHydrofluxと2年間のパートナーシップ契約を締結したことから始まります。しかし、HydrofluxのCEOであるLincoln Lim Jun Hong氏は2021年2月に元交際相手の家に不法侵入したとして起訴。そして男性住民を骨折させるなど暴行を加えたとして、裁判に発展しました。

さらに、2022年9月には同氏とBleed EsportsのCEOであるMervyn Goh氏の2人がシンガポールのナイトクラブで23歳の女性に暴行を加えたとして起訴。故意に傷害を負わせた罪で有罪判決になった場合は最高3年の懲役、最高5,000シンガポールドル(約60万円)の罰金が科せられる可能性があるとして、シンガポールのメディアで報じられていました。

複数の事件に関与していたとされる両者のCEOですが、それらを取り巻くスキャンダルが今回のインターナショナルリーグ除名、給与未払いに繋がっていると見られています。なお、Mervyn Goh氏は10月21日に刑事事件として裁判が予定されており、上記関連の事件か、給与未払いによるものかは現時点で不明となっています。チームに所属する選手らの主張ではCEOは失踪状態にあるとされていますが、今後の動向に注目が集まります。

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