昨年末からのイニシエーターの弱体化により、デュエリストの影響度が増す中、様々なプロ選手やコーチが現環境にコメントを寄せました。FNATICのキャプテンを務めるBoasterは今のメタ自体は賛成としつつも、ネオンの弱体化を求めました。

「今のメタでプレイするのは賛成です。ただ、ネオンの移動速度は少しナーフしてほしいです。今大会でもビッグプレイが生まれそうな場面が2回ありましたが、ネオンが飛び出してスタンを投げてきたり、あるいは飛び出した後にスライディングで戻ってしまっていました。まぁ、FNATICは強力なデュエリストが揃っており、それを悪用する準備は万端です。スピード感のあるラウンド展開もウェルカムです。皆さん忘れていると思いますが、SUMN FCは作戦を決めてひたすら突っ込むだけでした!」

また、KRÜ Esportsに所属するSaadhakは、イニシエーターとセンチネルのナーフにより、従来のような情報を取り合う作戦が通用しなくなっていると指摘。ヨルを始めとした即効性のあるアビリティを持つエージェントを起用することで、高速な展開を強いる作戦が多く用いられていると語りました。

「現在のメタについて、ほとんどの地域のチームとスクリムをした経験から、何が強力で、なぜそれが強いのかという点について考察を共有したいと思います。最大の争点は、イニシエーターとセンチネルへのナーフです。これにより、従来のような『情報戦』を軸とした作戦は通用しなくなりました。再使用可能なアビリティを待機する時間は、現環境にはありません。」

「その結果、即効性のあるアビリティを持つエージェント(主にデュエリスト、あるいはフェイド、スカイ、オーメンなど)を起用し、テンポを加速させる動きが主流となっています。各チームがラウンド開始から45秒以内にサイトへエントリーする作戦を好むのは、これが理由です。」

「ヨルはその最たる例といえるでしょう。高速なローテーションに加え、アビリティの汎用性の高さ(デュエリストというより、KAY/Oのようなサポート枠として機能している)、オペレーターの運用、単独でのエリア確保など、あらゆる役割が可能です。長くなりましたが、Riot Gamesが今後どのようなバランス調整を行うのか非常に興味深いです。現状では、デュエリストを弱体化させるか、あるいはイニシエーターやセンチネルを強化して、この速度感に適応させるかの二択になるのではないでしょうか。」

一方、Global Esportsのヘッドコーチを務めるFrosTは「今のメタは見てて楽しいです。運営がイニシエーターとセンチネルを同時にナーフしたことは、デュエリストに試合を盛り上げさせたいからだと思います。今の環境は、スモークもフラッシュもないCounter-Strikeをやってるような感じです。最後は結局1vs1で決まるだけです。『Project A(VALORANT)』を謳ってたはずが、実際は劣化版Counter-Strikeになっています」と厳しい意見を寄せました。

Paper Rexのアシスタントコーチを務めるWendlerは「イニシエーターのクールダウンを45〜50秒に戻せば、今のメタはもっと健全になります。みんなが嘆いているような『ただのギャンブル』状態から抜け出せるはずです。この変更が行われた当初から、私はそう主張し続けています」と述べ、解決策として、従来のアビリティのクールダウンに近づけることを提言しました。

先日にはNatus Vincereのヘッドコーチを務めるANGE1が「イニシエーターの弱体化により、デュエリストのアビリティが相対的に強力になりすぎています。もし、今『最強のイニシエーターは誰か』と聞かれたら、私は『ヨル』と答えるでしょう」と述べるなど、否定的な意見が多く寄せられる現環境ですが、今後のアップデートに期待が高まります。

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