VALORANTにはカーネルレベルで動作する強力なアンチチートツールVanguardが採用されていますが、同システムが成功した理由をVALORANTのアンチチートアナリストを務めるGamerDoc氏が自身のX(旧Twitter)で語りました。

発端は人気ストリーマーMyth氏がXで投稿した「VALORANTのカーネル下で動作するアンチチートツールはゲーム業界最大の成功例の1つですが、なぜ注目されないのでしょうか」といった発言。GamerDoc氏はこれに引用する形で、以下のようにコメントを残しました。

VALORANTのアンチチートツールがカーネルレベルで動作するからと言え、私たちの取り組みが成功しているとは思いません。どんな企業でもカーネルドライバーを開発することはできます。

EAC、Battleeye、Ricochetはすべてカーネル下で動作します。Vanguardが成功した理由は、最先端の技術を開発し続けるエンジニアたちのお陰です。彼らが常に限界に挑戦し続けているからです。この記事を読んでみると分かるもしれません(In-depth analysis on Valorant’s Guarded RegionsFun With Another PG-Compliant Hook)。他にも多くの秘密があります。

再度申し上げますが、カーネル下で動作するからと言え、必ずしもチーターとの戦いに勝利できるわけではありません。戦いはそこから始まります。チート開発者との戦いは常に互いに公平な条件です。中にはカーネルドライバーをインストールすることを恐れているユーザーもいると思いますが、皆さんが奪われたくないデータは管理者権限を必要とせずに、アクセス可能であることを思い出すべきです。

私たちはアンチチート開発チームだけでなく、オペレーションチーム、データ解析チーム、その他多くのメンバーがチーターを効率的かつ効果的に排除する方法を常に模索し続けています。チート対策が100%効果を発揮するわけではありませんが、試合が台無しにならないようにするには十分だと思います。

常に改良が続けられるVanguardですが、今年コミュニティを騒がせたDMA(ダイレクトメモリアクセス)や小型マイコンボードのArduinoを利用したチートツールもすでに対策を行っており、直近2年では連日3万件を超えるBANを行っていることを明らかにしていました

今年7月には中国で正式リリースされ、サーバー開設3か月で15万以上のアカウントBANが行われるなどチーター増加の懸念が集まる現在ですが、今後の更なる対策に注目が集まります。

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